[2019]雨、霧の中の大山紅葉ライトアップは幻想的な写真が撮れる。

[2019]雨、霧の中の大山紅葉ライトアップは幻想的な写真が撮れる。

先日神奈川県にある大山に紅葉のライトアップを見に行きました。雨や霧に見舞われましたが、晴れの日には撮ることのできない幻想的な写真を撮ることできました。

大山が去年も紅葉の時期に訪れています。良ければそちらの記事もご覧ください。

2019年 大山紅葉ライトアップ概要

場所:大山寺・大山阿夫利神社下社

開催期間:11/16(土)~11/24(日)  +11/30(土),12/1(日)も追加されました。

時間:平日  日没~19:00

土休日 日没~20:00

料金:無料

大山までのアクセス

小田急「伊勢原駅」から神奈川中央交通バスでバス停「大山ケーブル」まで30分。

大山ケーブルからはケーブルカーで阿夫利神社まで行く方法と、徒歩で行く方法があります。

大山登山

この日の天気予報は曇りだったのですが、お昼ごろカフェで写真の整理でもしようと外に出たら青空が見えていました。これはチャンスだと急遽思い立って大山に行くことにしました。

しかし伊勢原駅からバスに乗って大山ケーブル駅に着いたときには辺り一面雲に覆われて雨がぽつぽつと降ってきていました。まさか雨になるとは思っていなかったので、雨具も持ってきていませんでした。山は天気が変わりやすいので、雨具は必須ですね。

どうしようか迷いましたが、せっかくきたので、ひとまず進むことに。そしてどうせ進むなら阿夫利神社までもケーブルカーを使わずに登山することに。

去年は男坂を登ったので、今回は女坂を進むことに。女坂は男坂に比べて傾斜が緩やかで楽だと聞いていたのですが、全くそんなことありませんでした。確かに男坂と比べるとマシですが、普通にしんどかったです。

麓らへんはモミジがほとんどなく、緑色の木々ばかりでしたが、ようやく紅葉している木が見えてきました。

雨の大山寺での紅葉

ケーブルカーの途中駅でもある大山寺。麓と阿夫利神社との間にあります。それまであまり紅葉している木々がなかったのですが、大山寺までくると素晴らしく紅葉した木々が待っていました。

しかしこのときには割と普通に雨が降っていました。雨の紅葉は普段ほとんど撮りませんが、撮ってみると意外にも晴れた日には撮れないようなしっとりとした紅葉写真をとることができました。こういった雰囲気の写真も好きです。

雨の雫が綺麗に輝いています。

雨の日は気分が沈んでしまいますが、そんなに私の感情を全く気にすることなく、鮮やかに色づいた紅葉が元気を与えてくれます。奥の方が白く霞んでいるのは霧のせいです。写真ではあまり映らなかったのですが、実際がかなり濃いめの霧が立ち込めていました。

雨を受けて濡れた葉っぱがほんのり光る様は見入ってしまいます。こういった景色を見ると雨の日の写真も悪くないなと思えます。

霧の大山阿夫利神社の紅葉

大山寺を後にしてようやく阿夫利神社にたどり着きました。写真を撮りながらだったので、ケーブルカー駅から1時間くらいはかかったと思います。このころには雨はほぼ止んだのですが、代わりに霧がかなり濃くなっていました。紅葉自体はかなり綺麗だと思うのですが、なんせ周りが霧で暗いし、白い。

これも普段は撮れない写真ですが、やはりなんか物足りないです。地面に落ちたモミジが濡れてしっとりしているのは素敵でした。

霧の大山阿夫利神社の紅葉ライトアップ

そうこうしているとライトアップが始まりました。時刻はまだ15時半ぐらいでしたが、雲と霧で薄暗くなっていたので、気を利かしてくれたのかもしれません。ただ、濃霧のせいでほとんど先が見えません。

これはさすがにダメか、、、と思っていたのですが、そんなことはありませんでした。霧だけだと物足りなかったのですが、そこにライトアップが加わると非常に幻想的な写真になりました。

ライトアップの強い光源が霧によって散乱されて柔らかい光に変わります。優しい光に包まれた、真っ赤なモミジはとても綺麗です。

霧によって背景も霞むので、背景ボケと相性が良いです、綺麗なモミジの形をやしく照らし出してくれます。

霧の日にしか撮れない写真が撮れたので、寒い中頑張った甲斐がありました。

まだ霧で辺りは薄暗いですが空はまだ暗くなっていなかったので、ライトアップ本来の良さを感じるにはもう少し時間を置く必要があります。さすがに霧が濃すぎるので、頂上までいくのは諦めて、AFURIというゆず塩ラーメンのお店で冷えた体を温めるため休憩しました。

大山阿夫利神社の紅葉ライトアップ

1時間ほど休憩して外に出てみると空は暗くなり、雨も止み、そして霧も晴れていました。

霧がないとキリッとした写真になり、これもまた良いです。、、、ダジャレじゃありません。

木々にはまだたくさんの水滴がついていて、その水滴にライトアップの光が当たることで黄金色に輝いていました。まるでイルミネーションのよう。

光源がかなり明るいので、コントラストがはっきりとした、写真になります。

そして一番有名な定番構図。雨雲もだいぶすっきりして、遠くの街の灯りが見えました。

雨の日により美しくなる蜘蛛の巣。背景ボケで紅葉をいれることでしっかりと季節感を伝えます。

文字通り真っ赤に紅葉したモミジ。ちょうど見頃です。

下に映っているのはテーブルです。これも雨だからこそテーブルが濡れていてそのおかげで、モミジの赤をより映しているのだと思います。

大山寺でもライトアップはしていたようですが、雨の中の登山で疲れたのと、阿夫利神社での写真で満足したので、そのまま帰ることにしました。

大山紅葉ライトアップ混雑具合

私が訪れたのは日曜日の夜でしたが、比較的空いていました。夕方ごろの雨の影響もあると思いますが。定番の写真スポットでも2列に並んでいるくらいで、少し待てば最前列で写真を撮れるような状況でした。

京都の永観堂のライトアップなどのように、入場のために数十分待つなどはないので安心です。

大山紅葉ライトアップ時の注意点。

最低限の雨具

山の天気は変わりやすいです。仮に予報で晴れであっても念のため最低限の雨具は持っていっておきましょう。万が一雨が降った時にもないと後悔します。

防寒具

冬直前の11月末ごろでも登山で歩いていれば寒くはありません。但し、阿夫利神社や大山頂上について写真を撮っている間はそんなに歩き続けるわけではないので、急に汗が引いて体が冷えます。重ね着して脱ぎ着ができるようにしておきましょう。

三脚は使用可能

私は荷物の重さを考えて三脚は持っていきませんでしたが、三脚を使っている人も結構いました。特に禁止とかはないようです。

望遠レンズがおススメ

これは個人的な好みの問題ですが、望遠レンズを持っていくと写真の幅が広がります。山の上の写真は眼下に広がる景色が素敵なので、どうしても皆さん広角で撮りたくなります。そんなとき望遠レンズがあるとみんなとは少し異なる写真を撮ることができます。但し、望遠レンズは基本的に重いので、持っていくのがハードルですが。

まとめ

神奈川の大山自体を訪れるのは2度目でしたが、紅葉ライトアップを見たのは初めてでした。雨が降って、濃霧が出たときはちょっと来たことを後悔したし、どうなることかと思いましたが、結果大満足です。

雨の日にしかとれない写真、霧の日にしか撮れない写真を満喫することができ非常に幻想的な景色をみることができました。

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