アイスランドの巨大露天風呂ブルーラグーン完全攻略[2020年4月版]
アイスランドにあるミルキーブルーの巨大な露天風呂ブルーラグーン。今ではアイスランドで最も人気の観光スポットとなり、アイスランドを訪れた際は必ず訪れてほしいスポットの1つです。
そんなブルーラグーンの行き方、料金などの詳細を解説します。私は2018年に 大規模なリニューアルが行われた直後に訪れました。ネットの記事はリニューアル前の内容が多かったので、最新情報をまとめました。
観光地に行って、帰ってきてからそんなところもあったんだとなった経験はありませんか?そんなことにならないよう当時の経験や、背景知識、最新の情報をまとめていますので、ぜひ参考にしてください。
ブルーラグーンとは?
アイスランドの首都レイキャビクより南西に40kmに位置する巨大温泉複合施設。いわゆる自然の温泉ではなく、隣接する地熱発電所がくみ上げた地熱海水を利用している温泉施設になります。
実際にブルーラグーンの隣には発電所がありました。
元々地熱海水は240度以上あり、それを38度前後に調節しています。1987年から一般公開されています。温泉だけでなく、サウナやレストラン、リラックススペース、ホテルなども併設されています。
面積は5000m2で世界最大の露天温泉となっています。深さは最も深いところで1.4m。
ブルーラグーンの歴史
1992年に地下熱水を利用してオープンし、2012年にはNational Geographicによって「one of 25 wonders of the world」に選ばれたことで世界の観光地としての地位を確固たるものとしました。
そして2018年に大規模なリニューアルを行い、日常から離れてリフレッシュすることを意味する「リトリート」を新たにオープンしてアメリアのニュース紙タイムマガジンの「The World’s 100 Greatest Places」の一つに選ばれました。
ブルーラグーンの水が青い理由
ブルーラグーンの地熱海水にはシリカが多く含まれています。そのシリカが青い光を反射するためにミルキーブルーの海水温泉ができています。
日本にも青い池はいくつかありますが、青い温泉でかつここまで巨大となると世界でもアイスランドにしか存在しません。
その水は皮膚病や美容にも良いとされているため、女性に大人気の場所となっています。
ブルーラグーン施設概要
ブルーラグーンの施設としては以下があります。
- ブルーラグーン(The Blue Lagoon)
- リトリートスパ(Retreat Spa)
- レストラン×3,カフェ×1
- ホテル×2
- ショップ
ホテルはシリカホテル(70400ISK)とザ・リトリートホテル(162000ISK~)の2つがありますが、どちらも高級リゾートホテルです。
2018年のリニューアルにより新しくできたザ・リトリートホテルは 全てがいわゆるスイートルームになっており一番安い部屋で162000ISK(約12万円)。一番高い「Lagoon Suite」という部屋は1泊あたり3400000ISK(25万円)。しかも 「Lagoon Suite」 に限っては2泊以上から宿泊可能となっているので、最低50万円かかるということになります。
ブルーラグーンまでのアクセス
ブルーラグーンまでのアクセスは車かバスです。
車で行く場合
- レイキャビクから 約50分
- ケブラヴィーク空港から 約15分
駐車場は無料です。
バスで行く場合
レイキャビクからとケブラヴィーク国際空港からバスが出ています。本数は1時間に1本。
公式サイトで申し込むかアイスランド最大の観光サイト「Guide to Iceland」で予約するのが良いでしょう。
ケブラヴィーク国際空港⇔ブルーラグーン
- ケブラヴィーク国際空港⇔ブルーラグーン往復or片道
- レイキャビク⇔ブルーラグーン往復or 片道
自分のプランに応じて選ぶことが可能です。こうし値段はどちらも往復だと5500ISK(約4000円)。結構な値段がします。バスはWiFiがついています。
Guide to Iceland では帰りのバスの時間帯を決めないプランなどもあります。Guide to Icelandでバスを予約した場合はバスのみでブルーラグーンへの入場料は含まれていません。別途公式サイトからブルーラグーン自体の予約をする必要があるので、注意が必要です。
ブルーラグーンの予約方法
ブルーラグーンは事前予約は必須になります。
公式HPから日時とチケットの種類を決めたうえで事前に予約しておかなくてはなりません。チケットの種類や値段は次項で記載します。
予約方法はそんなにややこしくはありませんが、別途予約方法の詳細は記事にしたのでそちらを参照ください。
観光客が多い季節や時間帯は予約が埋まってしまっていることも多いので、早めに計画を立てて、予約してしまうことをおススメします。
ブルーラグーンのチケットの種類と料金
温泉としてのブルーラグーンの種類は3つあります。一般的なブルーラグーンと呼ばれるものが2つと、高級なリトリートスパと呼ばれるものです。
それぞれの内容を紹介していきます。値段は時期や時間帯によっても変動し、一番安い時の値段を記載しています。時間帯としては夜は少し安い傾向があるので、最低価格は夜を指していることが多いです。
ちなみに2歳未満の子供は入場禁止で2~13歳の子供は無料で利用することが可能です。浮き具の貸し出しもあります。
Comfort(Blue Lagoon)
値段:ISK 6990(約5000円)~
内容:
- 入場料
- シリカマスク
- タオル
- ドリンク1杯
一番スタンダードなチケットとなっており、多くの人がこのチケットを予約しています。 それでも温泉に5000円はかなり高く感じてしまいますね。個人的にはこちらで十分でした。
Premium (Blue Lagoon)
値段:ISK 9990(約7000円) ~
内容:
- 入場料
- シリカマスク
- タオル
- ドリンク1杯
- マスク2種類目(藻類マスク)
- スリッパ
- バスローブ
- レストランの予約
- レストランでダイニング利用時にスパークリングワイン1杯
バスローブなどを着てより雰囲気を味わいたい方は少し値段は張りますが、こちらがおススメ。レストランで食事をしたいと思っている方は断然こちらが良いでしょう。
Luxury(Retreat Spa)
値段:ISK 79000(約57000円) ~
時間:4時間
内容:
- リトリートスパ
- リトリートラグーン
- プライベート脱衣ルーム
- ブルーラグーン儀式
- ブルーラグーン入場料
- スキンケアアメニティ
- ドリンク
リトリートスパはサウナやリラックススペースなどをLuxury専用のエリアを利用することができます。
リトリートラグーンとはプライベートのブルーラグーン。
ブルーラグーン儀式とはシリカマスク、藻類マスク、ミネラルマスクを行う専用の部屋を利用できることを指します。
あらゆるところでラグジュアリーを演出されており、カップルなどで利用すれば最高なのは間違いないでしょう。但し、私には縁がないプランです。さすがに温泉にここまでの値段を使えるのは一部の富裕層だけでしょう。。。
ブルーラグーン営業時間
2020年度は以下のような営業時間となっています。コロナウイルスの状況次第で変わる可能性はあるので、注意が必要です。
- 1/1-3/22 : 8:00-21:00
- 3/23-5/26 :営業停止(コロナウイルスの影響により)
- 5/27-6/4 : 8:00-21:00
- 6/5-8/23 : 8:00-23:00
- 8/24-12/31 : 8:00-21:00
- 12/24のみ :8:00-15:00
ブルーラグーンの見どころ
・シリカマスク
ブルーラグーンを訪れた人は必ずと言って良いほどやっているのがマスク、いわゆる泥パックです。一般的なシリカマスクは白い泥になっていて、ブルーラグーン利用者は全員が利用できます。シリカマスクで真っ白になった状態で写真を撮るのが定番です。
またPremium利用者は藻類のマスク、リトリート利用者は藻類とミネラルのマスクも利用することができます。
・サウナ、スチームサウナ
ブルーラグーン内に複数のサウナ、スチームサウナが設置されています。
ブルーラグーンのお湯の温度はあまり高くないので、外に出ると寒くなることが結構よくあります。
特に夜や冬場は外が寒いので、全身を温めることができるサウナは重宝されます。
・ラグーン内バー
ラグーン中にはおしゃれな水中バーがあります。もし水位が数十センチ高くなれば店の中に温泉が入っちゃうななんてことを考えてしまいます。スムージーやソフトドリンク、アルコール等を取り揃えています。1杯分はチケットに含まれています。
・ラグーン内マッサージ
ブルーラグーンの水中で行うマッサージもあります。人気のため事前に予約した方が良いです。予約、電子メールもしくは電話で可能です。
ブルーラグーンへの持ち物
持ち物は水着が必要です。裸で入ることができません。有料で借りることも可能ですが。
サンダルがあると便利かもしれません。Premiumチケットであればスリッパがついてきます。
石鹸や、シャンプーは設置されています。
カメラやスマホを持ち込むことも可能です。但し防水対策は各自で行いましょう。
ブルーラグーン内のロッカーは?
・無料ロッカー
無料ロッカーは1人1つ与えられ、小さなカバンやリュックなどを入れることが可能です。
・有料ロッカー
スーツケースやバックパックなどの大きな荷物は有料ロッカーに入れることが可能です。
ブルーラグーンの外もミルキーブルーが広がる
ブルーラグーンの施設の外でもミルキーブルーの水は至る所にあります。
施設から少し歩いた場所であれば人もおらずゆっくりと写真を撮ることが可能です。バスの待ち時間などに少し散歩して見るのも良いかもしれません。
ブルーラグーンでオーロラは見れる?
アイスランド旅行の一番の目的としてオーロラ鑑賞を掲げている人も多いと思います。幻想的なミルキーブルーが広がる温泉につかりながらオーロラを見ることができれば最高ですよね。
そんなことは可能なのでしょうか。
結論としては「運が良ければ見れる」です。ブルーラグーン自体は冬場でも21時までは営業しているので、十分に外は暗いです。そのため運よく雲がなくオーロラが発生すれば、見ることは可能です。
ブルーラグーンの公式インスタグラムにもオーロラの動画がアップされていました。ミルキーブルーの水面にオーロラの光が映り込んで光り輝いています。あまりに幻想的すぎて本当にこんな景色が存在するのかと思ってしまうほどです。
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但し、オーロラの発生自体がかなり運に左右されるものなので、見れたらラッキーくらいに思っておいたほうが良いと思います。
ブルーラグーンの注意点
私がブルーラグーンに一人で行って感じたポイントをいくつか紹介します。
- 冬場は寒い
当たり前ではありますが、ブルーラグーンは露天温泉です。冬場や夜は氷点下近くなるので、普通に極寒です。その上ブルーラグーンの温泉は38度程度と温泉としては温度が低いので、外に出たときの寒さが際立ちます。そういうときにバスローブなどがあると便利だと思いました。
- 足場が悪い場所もある
ブルーラグーン内の足場はごつごつした場所もあり、歩くと足が痛い場所もあるので注意が必要です。
- 1人よりは誰かと来た方が楽しい
これは結構重要です。私は綺麗な風景などが好きでそのためなら一人で行動するほうが好きなくらいですが、ブルーラグーンに関しては誰かと来た方が楽しかっただろうなと思いました。
ブルーラグーン自体は幻想的な景色が広がっていますが、やっぱり温泉です。一人で黙って入るよりは、その感動を誰かと共有したくなります。特にど定番のシリカマスクや温泉内での水中バーなどは友達や恋人、家族などときたほうが楽しめると感じました。
まとめ
アイスランドへ旅行に来たら必ず訪れるべきブルーラグーン。
実際に行ってからいろいろと分からないことが出てこないように事前に必要な情報を入手して、楽しみましょう。
予約方法の細かい手順や当日の流れは別途記事にしようと思います。
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