カトゥーンバ発ジュノランケーブの行き方・おすすめツアーを紹介!
ジュノランケーブとは?
ジュノランケーブとはオーストラリアにある世界最古の鍾乳洞と言われており、その歴史は3億5千年前から始まっていると言われています。鍾乳洞は100年で1㎝ほどしか伸びないと言われていますが、その歴史の長さから他では見ることのできない非常に巨大な鍾乳洞を見ることができます。
ジュノランケーブへの行き方
ジュノランケーブへは公共交通機関で行くことはできません。そのためレンタカーもしくはツアーで参加するしかありません。ツアーはシドニー出発のものが多いです。特に日本語のサイトだとシドニー出発でブルーマウンテンズの観光なども合わせたセットツアーが多く存在しています。
私は観光は写真を撮りながら時間に縛られずにゆっくり観光するほうが良いので、シドニー出発のものは避けました。そこで今回はブルーマウンテンズ観光のメインであるカトゥーンバ発のバスツアーに申し込みました。
そもそも鍾乳洞を見るのもツアーに申し込まないといけないため、現地に行って自由に見れる場所ではないので注意が必要です。
カトゥーンバ発のジュノランケーブツアー
CDCツアー
私が申し込んだのはCDCツアーという会社のツアーです。
正直言うと当日の朝9時頃に今日どうしようか、ジュノランケーブに行きたいと思ってぱっと調べて出てきたので、よくわからずに申し込みました。結果としては大満足でした。
ケーブ内のツアーと往復のバスがセットになった110AU$~となっています。シドニー発のツアーに参加するよりもお得です。ネットで申し込むのですが、私はメールアドレスを間違えていて最後の申し込み確認メールが届きませんでしたが、特に問題になることなくなんとかなりました。
このCDCツアーで1点注意すべきこととしてはバスがぜんぜん時間通りに来ないということです。これは日本以外の国では当たり前なのかもしれませんが、もともと集合は下の写真のホテルの前に10:30集合でした。
ぴったり時間通りに来るとは思っていませんでしたが予想を超えておそく来ました。おそらく最終的にバスに乗ったのは10時50分過ぎだったと思います。一度それらしきバスに乗って名前の確認をするおじさんが来て、そのさらに10分後くらいに乗り込むバスが来るという謎のシステムでした。
バスは1時間ほど走りジュノランケーブへと到着しました。道中も大自然が広がり、見ていて飽きることがありません。バス車内は他にも複数の日本人が乗車しているようでした。
偶然の出会い
ただ、バスが遅れたおかげ偶然の出会いもありました。集合場所は路線バスのバス停でもあるので、初めはかなり多くの人がいたのですが、皆路線バスに乗ってしまい、気づけばかなり人が減っていました。集合場所間違えて、自分だけ置いて行かれたのではと思い、不安になっているところでした。同じようにバスを待っている様子の女性に聞いてみようと思い話かけると、その方も同じツアーでまさかの日本人大学生でした。アジア系だとは思っていましたが、日本人とは気付きませんでした。同じように1人でシドニーを旅しているとのこと。女性で1人旅できるのは素敵です。彼女のおかげで不安な時間を紛らわすことができ、その後の観光も一緒に回ってくれました。やはり1人旅をするといろんな出会いがあるから楽しい。
私は1人旅が好きですが、何も誰とも話さず1人でいたいわけではありません。1人で旅するからこそ経験できる出会いがあり、トラブルがある。これが1人旅の魅力であり、醍醐味なのかなと、改めて感じました。
ジュノランケーブツアー
先ほども述べましたが、鍾乳洞のケーブツアーは自由に散策できるものではなく、申し込みが必要です、ジュノランケーブについてから申し込むこともかのうですが、絶対に事前に申し込んでおいたほうが安心です。現地で申し込む場合、行きたいツアーが空いているかも分かりませんし、都合の良い時間帯はいっぱいになってしまっている可能性も十分にあるからです。前もって予約しておきましょう。
ジュノランケーブのツアーには下記のようにたくさんの種類のツアーが存在します。列ごとに「WONDERS OF THE UNDERWORLD」、「JEWELS OF JENOLAN」、「 MAGIC OF JENOLAN」とタイプが分かれています。難易度は右上に小さく書いてあり、黄色、青、赤のマークなので、このタイプの違いは正直よく分かりませんでした。ちなみにツアーは日本語ガイドのツアーはなく、英語のツアーのみになります。
1番人気なのはオリエントケーブ(ORIENT CAVE)ツアーです。難易度も難しくなく、最も美しい鍾乳洞が見れると言われているためです。同じCDCツアーの人の中でもオリエントケーブの人が一番多かったです。
ネット上ではルーカスケーブ(LUCAS CAVE)も巨大な鍾乳洞が見れるため、日本人には人気と書かれていました。
おすすめはリバーケーブツアー!
そんな中私が選んだのはリバーケーブ(THE RIVERE CAVE) ツアー。難易度と書かれるとやっぱり難しいのに挑戦したくなります。結果から言うとリバーケーブは大満足で自信をもってお勧めできます。オリエントケーブに行った人の写真なども見ましたが、個人的にはリバーケーブがおススメです。
リバーケーブは鍾乳洞はもちろんのこと、美しい青色に輝く地底湖を見て回ることができます。難易度が高い理由としては所要時間が2時間と長めで、途中狭い道を通りしゃがまないといけなかったり、垂直なはしごを降りないといけなかったりするためです。とは言っても普通の大人なら進めないということはなさそうです。
参加するツアーによって集合場所が異なるので気をつけてください。リバーケーブはジュノランケーブの入り口にある大きなトンネルの中です。下の写真の右奥に見えている階段前が集合場所になります。他のツアーと集合場所が被っており、集合してからツアーごとに分かれます。この日のリバーツアーは20~30人ほどの参加者がいて、思ったよりも多かったです。余談ですが、オーストラリアではなのか分かりませんが、ガイドの人はケーブ(CAVE)のことをカイブと発音していました。
写真は山のようにあるのですが、厳選していくつか紹介します。
右下に小さく映っているのが地底湖です。洞窟の中が素晴らしい鍾乳洞が広がっているのですが、やはり色はある程度限られてしまいます。そこに地底湖の鮮やかなブルーがあるとアクセントとなって非常に映えます。
私はゆっくり写真を撮るために最後尾の殿を務めました。おかげで先頭にいるガイドの説明はあんまり聞こえませんでした。。。おいしそうな鍾乳洞がたくさんあります。
ここが地底湖で最も綺麗だった場所。光の当たり方によって見え方が異なってきます。
最後尾の特権。人を映り込ませずに地底湖の絶景を撮ることができます。
もちろん、地底湖だけでなく、鍾乳洞も素晴らしいです。うっすら透き通った、鮮やかな鍾乳洞。
上を見上げるとそこら中に自由に伸びまくる鍾乳洞が。自分がどこにいるのか分からなくなりそうです。
薄く半透明になっている、オレンジ色の鍾乳洞。鍾乳洞の中では一番のお気に入りでした。
まるでゲームやアニメの中の世界にいるよう。急に鍾乳洞が動きだして、敵が現れてきそうな雰囲気。
他にもたくさんの初めて目にする圧巻の鍾乳洞が広がっていました。
途中のはしごなどは確かに、結構な高さから降りる場所もあり、怖がっている女性もいました。また2時間というのは結構長く、足場も悪い中を進むので、かなり疲労しました。私は、計15kgくらいする荷物をもっていたので、そのせいだとは思いますが。
余談ですが、最後尾を陣取ったおかげで、おそらく同じく最後尾でイチャイチャしながらツアーに参加しようとしていた中国人カップルが目の前にいて、計30回以上彼女たちのチュッチュしてる場面を見せつけられました。
帰りのバスの出発時間は15時半でしたが、ツアーが終わったのは15時40分ごろ。急いで戻りましたが、バスはちゃんと待っていてくれました。
ジュノランケーブツアーの注意点
・装備はできるだけ身軽に
私は登山リュックにすべての荷物を入れて移動していたので、相当15kg近い荷物を担いでケーブツアーに参加しましたが、さすがに相当疲れました。足場も悪いので、荷物は少ないほうが安心です。
・ガイドを撮るか写真を撮るか
ケーブ内は基本的に狭い道が続くので、1列になって進みます。ガイドの話をよく聞きたいなら先頭に近い位置の方が、質問などもできてよいと思います。ただし、どうしても後ろが詰まってしまうので、ゆっくりと写真を撮ることができません。私は正直英語もそんなに理解できなかったので、最後尾で写真を撮ることに専念しました。
・しっかりと前の人に付いていく
これは私が最後尾を歩いていたからかもしれません。ツアーのルート内にはルートじゃない分かれ道がいくつもあります。大半はルートじゃない道には柵などが敷かれているのですが、何度か普通には入れてしまう曲がり道もありました。例えばこんな感じ。
真っ暗で先が全く見えません。最後尾にいた私は、「もし今この道を曲がったら、誰にも気づかれないまま迷って死んでしまうのだろうな」と考えて少し恐ろしさを感じました。
・洞窟の閉塞感
私は閉所恐怖症などではないのですが、多少ですが洞窟ならではの閉塞感というか息苦しさというのは時々感じました。しんどくなるとかではないですが、酸素が薄いのでしょうか。そういったことに敏感な人は気をつけたほうが良いかもしれません。洞窟から出たときの新鮮な空気を吸っている感覚が非常に印象に残っています。
・食べ物は持ち込まない
ジュノランケーブツアーには食べ物を持ち込むことは禁止されています。2時間ぐらい歩き続けるので、ツアー前にしっかりとご飯を食べてから出発しましょう。
ジュノランケーブ・ブルーレイクの散策
私の参加したCDCツアーでは12時前ぐらいにジュノランケーブに到着して、ツアーは13時半から開始でした。そのためツアー開始までは1時間ほど周囲を散策しました。周辺の地図はこんな感じ。
まずメインの洞窟(Grand Arch)⑭を抜けてジュノランケーブに到着するとチケット購入などを行うInformation⑬やレストラン⑫が見えます。空気も澄んでいて雰囲気がめちゃめちゃおしゃれです。今回はCDCツアーにケーブツアーのチケットも含まれているのでバスの運転手からチケットをもらうだけでした。
ケーブツアーのタイムスケジュールが示されています。こういうなんてことのない掲示板ですら英語で書かれているとおしゃれに見える現象に名前を知りたい。字体がおしゃれさを加速させます。
一番の見どころはブルーレイク(Blue Lake)と呼ばれる、青色の湖?池?です。ここから少し戻る形でGrand Arch⑭を通り抜けるとブルーレイクがすぐ現れます。
本当に綺麗です。青色というよりはエメラルドグリーンに近い色をしています。バスのガイドの方は青い理由を話してくれていましたが、英語が分からず結局よくわからないままです。石灰岩中に含まれる、何らかの成分が水に溶けだしこの色になっているようです。
この池の周りをぐるりと1周回るのにゆっくり写真を撮りながら30分くらいはかかったと思います。
もっと時間がある方はさらに奥の方まで散策できる道が続いていました。JENOLAN RIVER WALKという道が続いていました。ちなみにこのブルーレイク周辺では「No mobile signal」と書かれていたので電波は入りにくい可能性が高いです。
ブルーレイク周辺には結構なサイズのイグアナがたくさんいます。30~40㎝はありました。しかも見かけによらずブルーレイクを泳ぎ回っていました。
まとめ
シドニー・ブルーマウンテンズを訪れたらぜひ行っておきたい、世界最古の鍾乳洞ジュノランケーブ。その巨大さ、神秘さが歴史の長さを物語っており、圧巻でした。
ジュノランケーブツアーとしては一番人気のオリエントケーブツアーではなくリバーケーブツアーを選びましたが、個人的には大正解でした。
鍾乳洞は素晴らしく綺麗なのですが、さすがに2時間も見ていると、ある程度見慣れてきますし、疲労も溜まってきます。そんなときに地底湖の鮮やかなブルーはアクセントとなり、飽きることなく楽しむことができます。
- < class="aperture">Aperture:ƒ/2.8< class="focal_length">Focal length:70mm< class="iso">ISO:10000< class="shutter_speed">Shutter speed:1/80s
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