さきしまコスモタワーから淀川花火大会を望遠で撮る。混雑具合、場所取りなどを紹介。

さきしまコスモタワーから淀川花火大会を望遠で撮る。混雑具合、場所取りなどを紹介。

こんばんは、ゆーです。

突然ですが、皆さんはさきしまコスモタワーを知っているでしょうか?

ほとんどの方が知らないと思います。関西に24年間住んでいた私もつい最近まで知りませんでした。

実は日本で4番目に高いビルなんです。

そんなさきしまコスモタワーで夕焼け、夜景、そして大阪の一大イベント淀川花火大会を見てきたので、紹介したいと思います。これらを一度に楽しめるのは梅田のスカイビルやあべのハルカスなどもありますが、この2つはどちらも大混雑必至です。そのためさきしまコスモタワーは穴場だと思います。

さきしまコスモタワーの概要

さきしまコスモタワー

名称:大阪府咲州庁舎(愛称:さきしまコスモタワー)

旧名称:大阪ワールドトレードセンタービルディング(旧愛称:WTCタワー)

大阪府咲州庁舎展望台

高さ:252m

営業時間:午前11:00~午後10:00 ※最終入場は午後9時30分まで
 定休日:月曜日(祝日の場合は翌日振替)※8月は毎日営業

入場料金:大人700円、中学生以下400円

あべのハルカス(300.0m)、横浜ランドマークタワー(296.3m)、りんくうゲートタワービル(256.1m)に次ぐビルとしては日本で第4位の高さ(256.0m)を誇ります。

ほとんどの方が知らなかったのではないかと思います。

その展望台から見る景色はなかなか見ることのない大阪の景色を見ることができます。

さきしまコスモタワーへのアクセス

モノレール南港ポートタウン線のトレードセンター前駅から徒歩3分。

大阪駅からだと四ツ橋線の西梅田駅から35分ほどで着きます。

駅から近いため、アクセスは便利です。トレードセンター前駅から直結の通路があるため、雨の日でも安心です。

さきしまコスモタワー展望台からの景色

トレードセンター前駅に着くとすぐ目の前には大阪湾が広がっています。潮風が吹いていて、大阪の都会の雰囲気とは異なっています。

コスモタワーに到着したのは16時過ぎ。

コスモタワーの建物に入ると、広々とした空間が広がり、中はこんな感じ。

展望台へは大きな案内があるので、迷うことはないでしょう。

この日は淀川花大会。もっと人は多いかと思いましたが、拍子抜けした感じです。

淀川花火向けに特別鑑賞エリアの有料チケットがあったので、そちらを利用している人はゆっくり来るのでしょう。

私も買いたかったのですが、気づいた時には既に完売していました。無料エリアでチャレンジします。

52階までエレベーターで上がり、そこから長いエスカレーターに乗ります。

USJのアトラクションみたいでテンションが上がります。

エスカレーターの先には予想以上の絶景が広がっていました。

大阪の都会が見える北東側の景色になります。

梅田スカイビルからの大阪の景色はよく見ていましたが、大阪湾側からの景色は初めてみたので、新鮮でした。

上の写真の中央辺りにうっすらと日本一の高さを誇るビル、あべのハルカスも見えます。望遠で拡大するとはっきりと見えます。

海遊館の観覧車も見えます。

 

時間もあったので、船の動きなどを捉えたタイムラプスを少しだけ撮りました。

南側の景色

西側の景色は次の夕焼けの項で紹介します。

大阪の都会の景色をこんなに綺麗に見える場所があるとは知りませんでした。花火大会の日でこそある程度人がいましたが、普段の日は相当空いているような気がします。

普通の日に来るのも全然ありです!

さきしまコスモタワー展望台からの夕焼け

今回は花火大会が目的で訪れましたが、待ち時間に美しい夕焼けも見ることができました。コスモタワーの展望台は360°パノラマのため、様々な景色を見ることができます。これで700円とは非常にコスパが良いです。

18:30ごろ。太陽が沈んできました。海の向こうの右手に見えるのは神戸です。

神戸のみなと神戸花火大会の日には小さくですが、花火が見えそうです。

同じく夕焼けの名所であるシーサイドコスモは上から見ても夕焼けに映えます。半球状の建物は現在は閉館してしまった、海の時空館。特徴的な形が面白いです。

太陽がさらに沈んできて、空が夕焼け色に染まっていきます。

雲が程よく広がっていて、太陽の」オレンジ色を映し出してくれます。

日の入のタイミングは雲に隠れてしまいましたが、薄い雲のため、太陽の光が透過した、素晴らしい夕焼け空を創り出します。

海に空の赤みがうっすら反射して、印象的な絶景となりました。

私にとって夕焼けを見ている時間は、良い意味でいろいろなことを考える時間。大切にしたい時間の1つです。

遠くには小さいですが、明石海峡大橋も見ることができました。

まさかこんな場所から見えるとは思いませんでした。

さきしまコスモタワー展望台からの夜景

昼間の景色を見た段階で、確信していました。ここは絶対に綺麗な夜景が見えると。

その予想は見事に当たりました。

東京の夜景は様々なところから見たことがありますは、大阪の夜景は梅田スカイビルからくらいしか見たことがありませんでしたので、とても綺麗でした。

海遊館の観覧車が堂々と光っており、一際目立っています。

昼間に撮ったものと同様中央部に少し高く見えているのがあべのハルカスになります。やはり、大阪の夜景も東京の夜景に負けていません。

遠くに見えるビル群の明かりはもちろんのこと、街灯の明かりも重要な役割を果たしてくれます。

さきしまコスモタワーから見る淀川花火の場所取り

私がさきしまコスモタワーに着いたのは16時半ごろ。

まだほとんど人はいませんでした。ただ、さきしまコスモタワー展望台はあまり広くありません。かつ花火が見える方向というのは限られています。

さらに一番正面に見える位置は有料の特別鑑賞エリアとなっています。無料で花火が見えるのは長さ20mほどの窓ガラスのみになります。

そのため、最前列で写真を撮ろうと思うとかなり限られてきます。

下の写真は19:20の時点での混雑具合です。花火は19:40からのため直前です。直前ともなると展望台いっぱいに人が集まっています。

右手に見える窓が無料エリアで花火が見える窓。中央付近の奥に見えているのが、花火正面の有料エリアになります。その区域は特別鑑賞エリアのチケットを持っている人しか入れません。

私が到着した16時半ごろでこの窓ガラスの半分近くの最前列は埋まっていました。私はなんとか中央付近より少し遠い位置を確保することができました。

その位置から花火の方向を見たのが、上の写真です。

手前にある観覧車と橋の奥、写真上部に見えている橋付近が打ち上げ場所の近くになります。

結果的に観覧車と花火のコラボ写真を撮ることのできる位置を確保できました。

写真を最前列で撮るには、17時にはついておいたほうが良いと思われます。

さきしまコスモタワーからみる淀川花火写真

花火写真としては満足のいく写真が撮れました。

淀川花火、大阪の夜景、観覧車のコラボ写真が撮れました。200

200mmの望遠レンズでの一枚撮りの写真がこちら。

さきしまコスモタワーからだと会場を斜めに見る形になるので、あまり花火の位置がずれないため、すぐに白飛びすることが多く、難しかったです。

一枚撮りだと少し寂しかったので、以下は200mmの望遠レンズで2枚の比較明合成になります。焦点距離の参考にしてください。

奥に見える淀川花火と、観覧車の花火。とても綺麗でした。

ただし、望遠レンズで拡大して、このような素敵な写真が撮れましたが、実際にはかなり遠いです。

距離にして10km程度。実際に目で見ると花火はかなり小さく遠くに小さく見える程度。音も聞こえないため正直目で見る分には物足りなかったです。

まわりの鑑賞客は望遠カメラを構えていない人が多いため、思ったよりも迫力がなく拍子抜けしている人が多かったです。

こちらはkissx7に85mmの単焦点レンズを付けた35㎜換算137mm相当で撮った写真がこちら。

花火は小さくなりますが、夜景を広々と写すことができます。

この焦点距離の写真をつなげた動画がこちら。タイマーで5sシャッターを繰り返していただけなので、ミス写真がたくさん含まれています。

さきしまコスモタワーで淀川花火を見る際の注意点

・三脚は使用禁止

展望台での三脚は使用禁止です。有料のチケットで三脚使用可能エリアでの鑑賞をできるチケットがあり、それ以外の人は三脚が使えません。そのため、私はカバンの上にカメラを乗せて、写真を撮っていました。

・135mm以上の望遠レンズは必要

上記の137mm相当の写真で、小さいですが花火をしっかり映すことができました。しかし、それよりも短い焦点距離になると花火が小さすぎて、花火写真というよりも夜景写真に花火が写ったという感じになってしまいます。

・最前列の場所取りは17時ごろまでに

無料の鑑賞エリアで最前列で写真を撮ろうと思うなら、17時ごろまでに場所取りをしておくのが良いでしょう。

まとめ

今回はさきしまコスモタワーから淀川花火大会自体見ましたが、大阪の夜景とコラボした淀川花火を綺麗に撮ることができました。

距離が遠いため、不安でしたが、かなりイメージに近い写真を撮ることができ満足です。

待ち時間もクーラーの効いた屋内で待つことができるので、快適です。但し、迫力には欠けまカメラ以外の目的で行く場合はもう少し近い位置から見たほうが良いのではと思います。