動画時代と呼ばれる今、写真は生き残ることができるのでしょうか。

これを書こうと思ったのは、とあるYoutuberが今や動画時代、写真は廃れる、動画が全て、動画を制すれば、ビジネスを制する。みたいなことを言ってて「待った」と言いたくなったからです。

確かに今や写真よりも動画時代になりつつあるのは事実だと思います。5Gにより高速通信が可能になり、動画も4Kや8Kといった超高画質のビデオを撮ることができるようになってます。多くの芸能人がYouTUBEに進出しているのも動画時代を象徴しています。私自身、動画の面白さに惹かれて少しずつ動画も勉強しようとしています。

但し、だからと言って写真が淘汰されるとは思っていません。写真か動画、どちらか一方が残るのではなく、それぞれの良さをもったまま共存していくことができると考えています。

動画の良さ

始めに簡単に動画の良さを説明しましょう。動画の一番の良さはやはり情報量でしょう。

一枚の写真だけでは表現しきれない動き、連続したストーリー、音などその魅力は確かに絶大です。

私自身も姪っ子の動画を良く撮りますが、めちゃめちゃかわいいです。声や仕草が入るとと、本当にかわいく、撮りたいシーンが終わった後の「見せて?」と言い寄ってくるまでがセットになって、その時の思い出を詳細に残すことが可能です。

動画には動画の良さがもっとたくさんあると思いますが、今回は写真について話したいので、このくらいにしておきます。

写真の良さ

では写真の良さはなんでしょうか。ここでは私が写真を撮り続ける理由となっている以下の4つを紹介しようと思います。

  • 瞬間を止める
  • 余白を想像させる
  • ストーリーを記憶する
  • 一瞬で感動させる

1つずつ説明していきましょう。

瞬間を止める

当たり前ではありますが、写真はシャッターを開いている間の瞬間を止めて1つの形にします。その例として2つ。

〇1つ目は例えば姪っ子のかわいい表情を動画であれば前後の流れと共に見ることができますが、そのかわいい表情が一瞬で流れてしまいます。

それが写真だとそのかわいい表情の瞬間を収めることができれば、その表情をずっと見ておくことができます。

〇2つ目の例としては花火。恋人や家族大切な人と見た花火は忘れられない思い出となります。そんな花火ですが、一番美しいのは当然花が開ききった瞬間です。

これも先ほど同様花火は一瞬の光の芸術ですので、すぐに消えてしまいます。それを写真に残すことで永遠の芸術に変えることができます。また1つの花火は数秒ですが、連続して15秒くらいシャッターを開きっぱなしにすることで、その間に開いた花火全てを1つの写真にすることができます。それぞれの花火の一番輝く瞬間を集めた宝石箱となるわけです。

余白を想像させる

先ほども述べたように写真は瞬間を形にするもの。どうしても動画に比べると情報量が少ないです。でも、それこそ写真の魅力だと思っています。

これを一番表しているのが、私のお気に入りシルエット写真。私はいろんな写真の中でもシルエット写真が特に大好きです。

例えばこの写真。どんなストーリーがあったのでしょうか?

正解は、、、分かりません。

別になんだっていいんです。写真は真実のストーリーを記録することはできません。ただ、こうやって切り取られた瞬間からいろんなストーリーを妄想できることが写真の魅力だと思っています。この二人がカップルなのか、友達なのか、それぞれどんな思いで写真を撮っているか。

正解が分からないからこそ想像力が掻き立てられて楽しいんです。動画のようにたくさんの情報量があると真実が分かってしまい、そこで想像力がストップしてしまうこともあると思います。

ちなみに私の妄想ではこの二人はカップルではなく、写真友達。でも後ろから彼の写真を撮る彼女は実は彼に好意があり、思わず隠れて撮っちゃった。というシーンだと勝手に妄想しています。

要するに「見えないからこそいい。」ここで下ネタを想像した方はアウトです。

これに関連してTED Talkで知った好きな言葉を紹介します。

「A good conversation is like a miniskirt; short enough to retain interest, but long enough to cover the subject」

これはより良い会話のために10の方法に関して話したもので、「良い会話とはミニスカートのようなもの。興味を惹きつけるほど短く、それでいて大事なところをカバーできるだけの長さがある。」という意味で、要は長すぎても短すぎてもダメ。ってことですね。

少し脱線しましたが、シルエット写真もこれに近いところがあると思います。表情などは隠して最低限の輪郭だけを写すことで、素敵な情景を表現し興味を惹きつけるので。シルエット写真の魅力を全部話すと止まらなくなってしまうので、また別の機会で。

写真は全てのストーリーを記録することはできないからこそ想像させる余白ができるのです。

ストーリーを記録する

先ほど、写真はストーリーを記録できないと書きました。知らない人の映った写真や、人が撮った写真から真実のストーリー知ることはできません。

但し、自分で撮った写真は別です。

これはフランスのシャンゼリゼ通りで撮った写真で、一般の人が見るとノイズも多く、改善点が多いなーで終わりだと思いますが、私にとっては人生で一番といってもいいほど思い出に残る写真です。

それはこの写真が、人生で初めての海外一人旅で20歳の誕生日にパリの地下鉄でスリに遭い、パスポート、財布など貴重品一式を盗られ、諸々の手続きに一日かかり、やっとの思いでホテルへ帰ろうとしたときに見た、美しい夕焼けとともに輝くシャンゼリゼ通り、だからです。

詳細はかなり省きましたが、この写真を見ると当時の思い出が鮮明によみがえります。

例えば、彼氏や、彼女といったときに撮った写真なんかを見返すとその思い出をかなり鮮明に思い出すことができるのではないでしょうか。誰とどこで、何をして、どんな会話をしてこの写真を撮ったかなど。

たった1枚の写真がある思い出のストーリーを詳細に記録していると考えると本当に素晴らしいです。

一瞬で感動させる

最後の写真の魅力は人を感動させるまでの速さです。

これらの写真を見てください。

こういった写真を見て綺麗と思ってもらえるかどうかは別として、綺麗と思ってもらえた方はそう判断するまでの時間は一瞬だったと思います。1秒もかからないぐらいかと思います。

一方動画の場合、短いものでも数秒、長いものだと数十分など一定の時間をかけてストーリーで感動させるものになります。

この人を感動させるまでの時間の早さは動画との大きな違いです。短時間で人を感動させることは非常に大きな魅力です。

このキャッチの時間の早さの魅力はどこで見たかは忘れましたが、有名なフォトグラファーの別所隆弘さんも何かの記事で同様のことを話していて共感した覚えがあります。

またこの写真と相性が良いのがキャッチコピーです。キャッチコピーも写真同様、短時間で人の興味を惹きつけることを目的としています。

誰もが知る有名なキャッチコピーがJR東海の「そうだ京都、行こう。」じゃないでしょうか。

これは私の京都写真にたった8文字付けただけですが、キャッチコピーがある写真にはさらにメッセージ性が強くなり、短時間で人を引き付けることが可能です。キャッチコピーに関しては私は全くもって才能がないので、思いつく方は本当に尊敬します。

また話が逸れましたが、このように短時間で人を惹きつけることが出来る点は動画にはできない写真の大きな魅力です。

まとめ

私はやっぱり写真が好きです。

念のため言っておきますが、動画もどちらも好きです。ただ、動画が写真を淘汰するみたいな言い方をされると、「待った」と言いたくなりました。

他にも技術的な点で言えば高解像度のためトリミングしやすいなどもあります。写真の良さ、他にもあればぜひ教えてください。

これからも誰かの心に少しでも刺さるような写真を撮るために、写真を続けようと思います。

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