都庁で夕焼け、夜景を撮ってみた。都内の無料展望台の混雑具合、撮影時の注意点等。

都庁で夕焼け、夜景を撮ってみた。都内の無料展望台の混雑具合、撮影時の注意点等。

今回はどこも人でごった返すお盆休みに都庁の展望台に行って夕焼けと夜景の写真を撮ってきたので、紹介したいと思います。

都庁と言えば誰でも演奏可能なピアノがで有名で、YouTuberが演奏して動画にしているのをよく見ていました。そのため、ピアノのイメージが強くあまり展望台のイメージがありませんでした。

が、もう絶景の見れる展望台というイメージしかありません。しかも入場料が無料なんです。お得すぎます。普通展望台なら1000円~2000円くらいかかるのが普通ですし、スカイツリーに至っては3000円以上しますから、大きな差です。塵も積もれば山となる、で私のような貧乏カメラマンにはとても優しいです。

都庁までのアクセス・概要

アクセス

  • 都営地下鉄大江戸線「都庁前駅」徒歩1分
  • JR新宿駅西口から徒歩約10分

展望台の概要

高さ:地上202m

展望室:北展望室と南展望室の2種類

料金:無料

開室時間:9:30-23:00(最終入室22:30)

注意事項:北展望室は2019年5月1日~2020年1月中旬の期間は改修工事のために休室となっています。

都庁南展望室(昼)

都庁に到着したのは16:30頃。お盆だからなのか、北展望室が休室で南展望室だからなのか、料金が無料だからなのか、展望室へ上がるエレベーターはかなり並んでいました。

待ち時間30分という看板がありましたが、実際は20分くらいだったような気がしする。列の距離自体は短いのですが、エレベーターがそこまで大きくないため、一度に乗れる人数は少なめ。

この列を見て気づきました。ほとんど外国人だということに。確実に日本人のほうが少ないです。これはお盆は関係なさそうですね。多くの観光地では外国人というと韓国人、中国人がほとんどだと思いますが、都庁展望台は少し違いました。どこの国かは分かりませんが、ヨーロッパ系の人が多かったです。

また、エレベーター前で手荷物検査があります。手荷物検査と言っても、空港などのように厳しいものではなく、カバンをぱっと開く程度です、検査の方もほとんど見ていない気がしました。

エレベーターに乗り地上202mに到着。

展望室の中は結構広く、都会の絶景が一望できました。中はたくさん人がいますが、広いためそこまで、混んでいなかった。

遠くに窓が見えていますが、意外にスペースがいることが分かります。そして中央にはショップがありますが、顔ブレを見るとすべて外国人。いかに外国人に人気のスポットかが分かります。

北東方面

北東方面の目立つ建物は東京モード学園と東京スカイツリーです。

特徴的な構造が他の高い建物よりも目立ちます。

スカイツリーも見えますが、正直かなり遠く油断すると気づかないかもしれません。

北東方面は高い建物がたくさんありました。ただ、近くに高い建物が多すぎるが故に遠くの景色があまり見えないのは少し残念でした。

南東方面

南投方面はドコモタワーと東京タワーが見えます。但し、東京タワーもかなり遠いです。ドコモタワーのほうが近くて迫力があります。

上の写真では東京タワーに気づかなかった人もいるのではないでしょうか。そんな方のためにもう一枚。

南西方面

個人的に一番好きだったのが、南西方面。新宿パークタワーがかっこよすぎた。新宿パークタワーの上層階はホテルになっているみたい。パークハイアット東京という名のホテル。全然知らなかったけど、調べなくても分かる。高級なやつや。

いつかこういうホテルの最上階とかに泊まってみたいけど、たぶんそんな機会は一生来ない。でも冷静に考えると、この都庁のほうが、高い位置にあるから、都庁からの景色には勝てないということになる。これに気づいてしまって、都庁が超高層ホテルの最上階と思い込むことにした。

西方面

太陽が沈む西側。冬などの空気が澄んでいる日には富士山は見えるそう。この日は全く見えなかったけど。西側は高い建物が少なく、低い建物が遠くに小さく続いていました。

この景色を見て思わず、「見ろ!街がごみのようだ!」と叫びました、心の中で。高いところから都会の景色を見るといつも同じように感じてしまいます。

遠くの建物が小さく見えて本当に建物なのかよくわからなくなるほどの景色。「ゴミのようだ」と思いつつも、大好きな景色です。

都庁南展望室(夕焼け)

この日の日の入り時刻は18:30。

徐々に太陽が沈んでいき、18時ごろになると少し空が色づいてきました。

右手に見えているのは北展望室です。改修工事がなければ、あちら側にも行けたのに。西日が差し込み、建物群が輝いています。

太陽光の反射が光の道を創り出す。美しいです。縦にすると空の広さも伝わります。

空がオレンジ色に染まってきました。やはり色づいてくると一気に綺麗に。

この後太陽は雲に隠れてしまい、日の入の瞬間は見ることができませんでした。それでも雲が程よく存在していて、色づいた雲が非常に綺麗でした。

太陽が雲に隠れて少ししたころ、急に雲が赤く染まり始めました。夕焼けはいつ素晴らしい景色が見えるか分からない。だからこそ、真っ赤に染まった空を見たときは本当に感動します、

どんどんと雲が真っ赤にまた明るく変わっていく。本当に刻一刻と姿を変えていきます。

まさに燃えるような空という言葉がぴったりな夕焼けでした。ここまで赤く焼けた夕焼け空は久しぶりです。

最後に夕焼けのタイムラプスを少しだけ撮ったのでご覧ください。

都庁南展望室(夜景)

真っ赤に焼けた夕焼け空を見て満足したので帰路に、、、つきません!

やっぱり都会の夜景も見て帰らないともったいない!ドコモタワーはカラフルに光り昼以上に一際目立ちます。

新宿パークタワー方面も都会の光、車のライトの通り道が素晴らしい夜景を創り出してくれる。

ただ、夜景が上手く撮れたのはこれぐらいしかありませんでした。理由としては三脚など固定するものが使えないこと。また、映り込みが激しいことが原因です。

窓によっては水平な部分があり、そこにカメラを置いて撮ることはできました。但し、そこで小さなミニ三脚などを誓っている人はスタッフに注意されていました。但し、窓の淵部分はカラフルに光っており、水平な部分に置いて写真を撮るとその淵付近がどうしても入り込み、青い光や緑の光が入り込んでしまいました。それもまた良いという人もいるとは思いますが、個人的には邪魔な光でした。

また映りこみに関してはかなり苦労しました。夜景を広角で撮ろうと思うとかなり広範囲に内部の光が映り込んでしまいます。そんなときのために忍者レフを持ってきていたのですが、、、見事に注意されました。直径30㎝くらいのものですが、他の人の鑑賞の邪魔になるからということでNGでした。なかなか厳しいですね。仕方なくタオルでなんとか光を遮りながら撮ったのが上の写真です。当然と言えば当然ですが、タオルで遮る分には問題ないようです。

夜景を見終えて帰ろうとしますが、やはりエレベーターはかなり混んでいるため、行列ができていました。

都庁夜景(下から見上げる)

エレベーターに乗り地上に降りて帰路に、、、つかない!

まだ終わりではない都庁での写真スポット。下から見上げる都庁も非常に綺麗です。14㎜の潮広角レンズでしっかり全貌を捉えます。

上部はカラフルにライトアップされており、展望室で見た、ガラスの淵の光の正体が分かりました。展望室にいるときは邪魔な光でしたが、地上からみると、都庁を綺麗にみせてくれるので、ありがたい光に変わりました。

カメラマンや、カップル、女の子どうしが、たくさんの写真を撮っていました。

さらに少し下がると、手前の天井がフレームとなり面白い写真が撮れました。この場所では14㎜の超広角レンズが大活躍です。

都庁撮影時のポイント

三脚・一脚は使えない

窓の映り込みに注意

三脚・一脚などはサイズが小さいものでも使用することができません。シャッタースピードを稼ぐには窓付近の水平な部分に置いて撮るしかありません。

映り込み防止の忍者レフに関しても基本的に使えません。映り込み防止にはタオルや上着などで光を遮るしかなさそうです。夜景はいうまでもなく注意が必要ですが、昼間でも注意が必要です。目や、ファインダーで見て何も映っていないように見えても、後でPCなどで現像するときになって実はわずかに映りこみがあったなんてことはよくあることです。

入館時間、場所取りは余裕をもって

今回は北展望室が入れないこともあってか、混雑しており入館するまでに行列に並ぶ必要がありました。夕焼けをみるなら余裕をもって訪れましょう。また展望室内部は広く、比較的ゆったりと絶景を楽しむことができますが、さすがに夕焼けの時間帯の西側は写真を撮る人たちでいっぱいになります。最前列で写真を撮るなら、空の色が少し色づき始めたかなぐらいの段階で場所をとっておくことをお勧めします。

まとめ

都庁の南展望室から見る昼の都会の景色、夕焼け、夜景、そして下からライトアップされた都庁を見上げる。これだけたくさんの絶景を見ることができて、お値段なんと0円。コスパが良すぎてびっくりです。

外国人は多かったですが、日本人の方ももっと来ても良いはずなのにと疑問に思うほどでした。

なんといっても久しぶりに爆焼けに出会えて、大満足でした。