なぜ日の出に対して夕焼けがというワードが人気なのか?

なぜ日の出に対して夕焼けがというワードが人気なのか?

皆さんの多くは「朝焼けを見に行く」ではなく「日の出を見に行く」と言うのに対して、

皆さんの多くは「朝焼けを見に行く」ではなく「日の出を見に行く」と言うのに対して、「日の入りを見に行く」とは言わず、「夕焼けを見に行く」と言いませんか?

前回ネット上でどちらのワードが人気なのかを調べた際も、実際に朝焼けよりも日の出が日の入よりも夕焼けが人気という結果でした。詳細は以下の記事をご覧ください。

なぜ日の出に対して夕焼けがというワードが人気なのか。

日の出の対比は日の入、朝焼けの対比は夕焼けだと思いますが、なぜ朝と夕方で人気のワードが異なっているのでしょうか。

日の出と朝焼け、また日の入りと夕焼けはほぼ同等と考えて、朝と夕方の比較で考察してみたいと思います。

なぜ日の入よりも日の出の方が印象的?

日の出と言えば、初日の出が一番に頭に思い浮かびます。初日の出は一年で一番最初の日の出のことで、多くの人がそれを求めて早起きしています。同様に1年の始まりである、元旦もカウントダウンをして一年の始まりを祝います。カウントダウンは一年の始まりであると同時に一年の終わりでもありますが、一年の終わりにはあまりフォーカスされていない印象です。

このように我々は何かの終わりに比べて始まりを重要視している印象があります。

そのため日の出という一日の内で始めに太陽が出てくるイベントは特に重要と捉えているのかもしてません。

また初日の出を見たことがある人ならば分かると思いますが、日の出の際の太陽の光はエネルギーに満ち溢れています。何かやる気が出てくるようなそんな力強い光をしています。

私がそんな朝の光が好きで初日の出でなくても日の出を見に行くことが多いです。

こちらは長野県美ヶ原高原で見た雲海より出ずる日の出です。かなり露出を下げて撮影しましたが、それでも太陽の光の力強さを感じます。

一方で日の入りはどうでしょうか。日の入りも太陽が沈む直前に最後の力を振り絞ることはありますが、多くの場合日の入りの瞬間は切ないような弱い光になることが多いと思います。

こちらは神奈川片瀬海岸西浜での日の入り。地平線ではなく山へと沈む瞬間ですが、日の出ほどの力強さはなく、むしろ空の色づき、夕焼け空に目がいってしまいます。

このように日の入りに比べて日の出の方が力強い光をしているので、日の入を比較すると日の出のほうが人気なのでしょう。

このように日の入りに比べて日の出の方が力強い光をしているので、日の入を比較すると日の出のほうが人気なのでしょう

 夕焼けの方が朝焼けよりも印象的に色づく?

続いて夕焼けと朝焼けを比較してみましょう。

朝焼けと夕焼けは似ている現象ですが、その色づき方は少し異なっています。一概には言えませんが、多くの場合朝焼けよりも夕焼けのほうが、赤やオレンジに色づきやすいと言われています。その理由はまた別の記事で紹介したいと思います。

こちらは富山県雨晴海岸の朝焼けです。このように朝焼けは地平線付近がうっすらと色づくことが多いです。

一方でこちらは神奈川県鵠沼海岸で見たオレンジ色に爆焼けした夕焼け空です。空全体が色づくので、とても印象的でした。

このように朝焼けに比べて夕焼けの方が色づきが強いことが多いので、印象的に感じる方が多いのだと思います。もちろん私は日の入り淡い切ない光も好きですが、多くの人が引かれるのは日の出なのでしょう。

まとめ

まとめると

日の出>日の入

夕焼け>朝焼け

となっていることが分かりました。

そのため朝は日の出、夕方は夕焼けという言葉を使うことが多いのでしょう。

とは言っても結局私たちが見ている景色は日の出だろうと朝焼けだろうと見ている景色は同じ、日の入だろうと夕焼けだろうと見ている景色は同じです。

使う言葉が異なるだけなのでそんなに気にする必要はないかもしれません。

結局私としては日の出も朝焼けも日の入も夕焼けも全てが好きな景色です。