伊豆の星空スポット爪木崎での天の川撮影時の注意点。
伊豆半島の南東部にある岬、爪木崎。南東側は海のため、星空スポットとして有名です。
そもそも爪木崎はなんて読むのでしょうか?私は知りませんでした。「つめきざき」と読みます。
2020年8月ペルセウス座流星群の時期に流れ星を求めて爪木崎を訪れました。この前に伊豆の夕焼けスポット仁科峠で夕日を見てきたのでそちらもよければご覧ください。
爪木崎までのアクセス
・東名高速沼津ICから約1時間30分
東京からだと3時間強くらいはかかります。車がないとアクセスはなかなか大変だと思います。
爪木崎へ星空を撮りに行く理由
少し話はそれますが、今回私が爪木崎へ星を見に行こうと決めた理由を話します。当たり前ではありますが、理由は空の暗さです。
私は神奈川に住んでおり、星を撮りに行くとなると基本山梨や、長野に出向いていました。長野は山が多く東京からも名古屋からも離れているので星がよく見えます。
ただ、光害マップ(Light Pollution map)を見てみると、私の好きな星空スポットである、野辺山高原や美ヶ原よりも爪木崎のある南伊豆のほうが暗いとなっていたからです。
中部で星空は長野だと思い込んでいたので、盲点でした。
星空スポット爪木崎の駐車場・トイレ
駐車場:100台以上の大きな有料駐車場があります。
トイレ:あり(駐車場の付近に1つ、キャンプしている人がいる付近に1つあります。)
爪木崎での天の川写真
爪木崎はこの周囲の岬全体を指しますが、多くの人が星空スポットとして目指すのは爪木崎灯台だと思います。
まず爪木崎の駐車場で車を停めたら10分ほど歩く必要があります。道は街灯などはなく真っ暗なので、ライトが必須です。灯台の付近までくるとたくさんの人が写真を撮っていました。
灯台前には南東方向に延びる道がありその先に灯台があります。ただ、8月のは灯台の後ろに天の川が重なるような位置にはなりませんでした。
それでも十分綺麗ですが。8月の空は上の写真の右側、南の空に垂直に伸びる天の川を見ることが出来ました。聞いた話だと春頃に来るとちょうど灯台の後ろに横向きの天の川が見えるそうです。ただその時期はこの構図を狙って爪木崎を訪れる人が多く場所取り合戦は必至なのだとか。
海側に見える明かりはイカ漁船だそうです。この程度の明かりは星空撮影には特に問題ありません。
ちなみに爪木崎は海側の空は暗くて、星空撮影に最適ですが、反対の北側は東京の光害が届くため、あまり綺麗には見えません。
爪木崎灯台と共に天の川を撮る
それでも場所を考えれば、爪木崎灯台と天の川を一緒に写すことができます。先ほどの通り灯台の写真の右側に天の川が見えているので、灯台の左下に回り込み撮るとこうなります。
かっこよく灯台と天の川を撮ることが出来ました。ちなみにこの灯台の周りは一応1周歩くことが出来ますが、道はかなり狭く灯台を見上げる形になります。
私の場合は14mmの超広角レンズで撮影した上のような構図になりました。
爪木崎での星空撮影時の注意点
・駐車場から爪木崎灯台までは10分ほど暗闇の道を歩く必要あり
駐車場から灯台までの道は本当に真っ暗です。スマホのライトでも良いので、何かしらのライトは必須です。
・灯台付近は真っ暗だが、ライトには注意。
灯台までの道同様灯台付近もかなり暗いです。ただ、この付近は星空撮影しているカメラマンがたくさんいます。正直暗いので至近距離まで近づかないと、人がいるのに気づかないこともありました。他のカメラマンの邪魔にならないように、気を付けてライトを使用しましょう。
・広角レンズは必須
やはり天の川を撮影したいのであれば、広角レンズは必須です。
まとめ
伊豆に星空撮影に来たのは初めてでしたが、予想以上に暗い空が広がり、満天の星,天の川を見ることができました。
本来の目的であるペルセウス座流星群は肉眼ではたくさんの流れ星を見ることが出来ましたが、写真にはぜんぜん写っていませんでしたが。
今回の星空撮影で伊豆も星空のイメージがついたので、他の星空スポットにも訪れてみたいと思います。
この日は深夜まで星空を見て、そのまま仮眠をとって日の出も見てきました。
そちらもご覧ください。
- < class="aperture">Aperture:ƒ/2.5< class="focal_length">Focal length:14mm< class="iso">ISO:3200< class="shutter_speed">Shutter speed:722s
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