ANAプレミアムポイント2倍キャンペーンでSFCを狙う(羽田-那覇)
- 2020.03.20
- 写真日記
コロナウイルスにより世界的に旅行業界、航空業界の厳しい状況が続いていますが、そんな中でANAがビッグキャンペーンに乗り出しました。それがプレミアムポイント2倍キャンペーン。
このキャンペーンを上手く利用すれば、憧れのスターフライヤーズ会員(SFC)になれるかもしれません。私は今までは諦めて調べもしませんでしたが、もしかしたらと思い調べてみました。
はじめに結論を述べておくと
羽田-那覇間をANA SUPER VALUE PREMIUM 28であれば5往復、ANA SUPER VALUEであれば9往復するだけでSFC会員になることができます。
ANA SFCとは?
SFCとはスターフライヤーズカードというANAの上級会員のみが持つことのできる、クレジットカードです。上級会員ならではの様々な特典の恩恵を受けられることに加えて、一度手に入れると年会費さえ払い続ければ生涯にわたりその恩恵を受けられることができます。上級会員の証になるので、それをもっているだけで、ステータスになるような、ANAユーザーにとっては憧れのカードです。
当然ながら、誰でも簡単になれてしまえば、上級会員の威厳がなくなってしまうので、相当なハードルがあります。その基準はフライトマイルとは別で計算されるプレミアムポイントを年間5万ポイント貯めなければなりません。後程説明しますが、一般人にはかなりきつい条件です。
ANAユーザーであればSFC修行という言葉を聞いたことがある人も多いのではないでしょうか。普通に旅行しているだけではSFCを手にれるのは難しいので、SFCのためだけに、何度もANAの飛行機に乗ることをSFC修行と呼びます。
SFCの特典の詳細はANA公式HPを参考にしてください。
ANAプレミアムポイント2倍キャンペーン
対象期間:2020/1/1~2020/6/30
そんなANAですが、2020年3月19日に前代未聞のビッグキャンペーンが発表されました。それは2020年1月1日(水)から2020年6月30日(火)の全てのANAもしくはANAグループ便のプレミアムポイントが2倍になるというもの。これを上手く利用すれば、一般人がSFC会員になるのも夢ではありません。
但しこのキャンペーンの背景は世界中で猛威を振るっているコロナウイルス(COVID19)によるものです。世界中で海外渡航を自粛するような呼びかけが行われて、利用客が激減しています。人類の存亡を考えると受け入れざるを得ない対応になりますが、航空業界には大打撃必至です。
それを何とか巻き返すべくこのキャンペーンを行っているのは間違いがありません。同じく2020年3月19日にANAは全社員の3割に当たる5000人の従業員に数日の休暇をとるように決めたとのニュースもありました。航空業界の需要激減により人員過剰になっているとのことです。
このキャンペーンは飛行機を利用することを助長することになるので、世間からの批判はあるかもしれません。ただ、私個人としては仕方がないことなのかとも思います。
会社である以上、何千人何万人もの従業員の生活を支えるだけの給料を支払う義務があります。そのためには会社として利益を出さないと従業員の生活を壊してしまうことになるからです。
私はこの一連のニュースを受けて、ANAの将来が不安になりました。日本人なら誰でも知る大企業が相当に追い込まれているのが、素人でも分かるし、下手したら倒産の可能性があるのではと感じたからです。
こんな状況のため、東京オリンピックも開催が相当怪しくなってきています。ANAだけでなく大小様々な企業が東京オリンピックへ向けて事業を展開させたり、一大イベントを企画していたりしたと思います。これが中止、延期となると本当に日本経済がマズい状況になるのは間違いありません。
話がそれましたが、ANAのキャンペーンの話に戻りましょう。キャンペーンの詳細は下記を参照ください。
羽田-那覇間を何回でSFC会員になれる?
このプレミアムポイント2倍のキャンペーンを使って何回ANAフライトを利用すればSFCになれるか計算してみました。
私が関東に住んでいることもあり、今回出発地は羽田空港、到着は那覇空港を想定しました。ANAのプレミアムポイントは国内の路線に優遇されており、かつ必然的に距離の遠くなる那覇や石垣はSFC修行に人気の路線になっています。
このプレミアムポイントの算出式はANA公式HPに乗っていますが、計算式が複雑でややこしいです。そのためANAフライトマイル・プレミアムポイントシミュレーションというものがあります。これを使って何回、羽田-那覇間を往復すればSFC会員になれるのか計算してみました。
一応計算式は下記になります。
計算式としてはややこしいですが、プレミアムポイントに影響を及ぼすファクターとしては以下の3つです。
- 路線区間距離
- チケット運賃のクラス
- 路線倍率
今回は区間距離は羽田-那覇で固定するので、必然的に路線倍率も2倍固定されます。(路線倍率は国内線であれば2倍。国際線は1倍or1.5倍)
チケット運賃は人気のチケットを2パターンに分けて計算しました。
ANA SUPER VALUE PREMIUM 28を利用した場合
ANA SUPER VALUE PREMIUM 28はプレミアムエコノミーのシートになります。プレミアムエコノミーは普通席よりも値段が高いですが、その分一回のフライトで溜まるポイントが高いのが魅力です。その中でも搭乗日の28日前まで予約でき安い値段で購入できるのがANA SUPER VALUE PREMIUM 28になります。
ANA SUPER VALUE PREMIUM 28を利用した場合羽田-那覇片道での獲得プレミアムポイントは2860ポイント。
これに今回の2倍キャンペーンが適用されると5720ポイント。さらに往復で利用すればさらに2倍の11440ポイントになります。
つまり羽田-那覇間をANA SUPER VALUE PREMIUM 28を利用すれば、1往復で11440ポイント。SFC会員の基準である50000ポイントまでは5往復するだけで行けてしまいます。
ちなみにキャンペーン期間中の羽田-那覇間のANA SUPER VALUE PREMIUM 28の運賃は34000-40000円程度でした。仮に40000円としてもPP単価(1プレミアムポイントにかかった費用(円))は7.0円/PPになります。
通常PP単価10円/PP以下にするのが望ましいと言われているので、いかに効率が良いかがわかります。
※ただし2020/3/20の段階で金土日のほとんどの羽田-那覇便のANA SUPER VALUE PREMIUM 28は空席待ち、もしくは満席になっていました。平日も多くの便が空席待ちになっています。
ANA SUPER VALUE を利用した場合
ANA SUPER VALUE は普通席のシートになります。21,28,45,75などいくつか種類があり、予約が早いほど安い値段でチケットが購入できます。ANA SUPER VALUEの種類ではプレミアムポイントは変わりません。ANA SUPER VALUEの魅力はとにかく安い点です。
ANA SUPER VALUEを利用した場合羽田-那覇片道での獲得プレミアムポイントは1476ポイント。
これに今回の2倍キャンペーンが適用されると2952ポイント。さらに往復で利用すればさらに2倍の5904ポイントになります。
つまり羽田-那覇間をANA SUPER VALUE を利用すれば、1往復で5904ポイント。SFC会員の基準である50000ポイントまでは9往復するだけで行けてしまいます。キャンペーン期間中だけで9往復はなかなかハードですが。
ちなみにキャンペーン期間中の羽田-那覇間のANA SUPER VALUE の運賃は10000-17000円程度でした。仮に15000円としてもPP単価(1プレミアムポイントにかかった費用(円))は5.1円/PPになります。
PP単価だけでみるとこちらの方がさらにお得ですね。こちらはまだチケットはたくさん残っているようでした。
まとめ
ANAの前代未聞のプレミアムポイント2倍のキャンペーンを利用すれば
羽田-那覇間をANA SUPER VALUE PREMIUM 28であれば5往復、ANA SUPER VALUEであれば9往復するだけでSFC会員になることができます。
めちゃめちゃ魅力的なキャンペーンなので、この機会にSFCを目指してみるのも良いかもしれません。
個人的にはANAが相当追い込まれているのかなと心配になりますが、だからこそANAを利用しましょう。ただもちろん、日々コロナウイルスの状況は変わっているので、状況に応じて節度をもった行動を心掛けましょう。
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