諏訪湖,全国新作花火競技大会を立石公園から見てきた。混雑具合、注意点など。

諏訪湖,全国新作花火競技大会を立石公園から見てきた。混雑具合、注意点など。

こんばんは、ゆーです。

今回は長野県にある、諏訪湖で行われた全国新作花火競技大会を紹介します。諏訪湖の花火と言えば8月のお盆の時期に開催される、諏訪湖祭湖上花火大会が有名ですが、こちらも大きな花火大会になっています。

本当は湖上花火大会に参戦する予定だったのですが、2019年は台風が近づいていたため断念しました。結果的には天気は耐えて、花火としては絶好の条件だったようで、後悔しています。

立石公園は以前にも夕暮れ時の訪れたことが有りますがそのときとは混雑具合が全く違ったので、びっくりしました。

目次

諏訪湖全国新作花火競技大会の概要

全国から集まった若手花火師たちの従来の枠にとらわれない、珍しい花火を見ることができます。諏訪湖花火の代名詞でもある、水上スターマインもみることができます。

9月にある花火の中では比較的大きい規模の花火大会になります。

日時:令和元年9月7日(土)19:00~20:30

打ち上げ場所:諏訪湖湖上

打ち上げ数:18000発

花火最大サイズ:10号玉

人手:25万人

立石公園へのアクセス

JR中央本線上諏訪駅から徒歩約30分と駅からは結構歩きます。

車のアクセスであれば上諏訪駅から10分くらいですが、花火大会の日は勝手が変わってきます。南側から登っていく形で立石公園までいくのですが、その道は一方通行になっています。

立石公園の駐車場は30台ほどしか停めれないため、すぐに埋まってしまい残りは一方通行片側車線にひたすら長い列を作って車が止められていきます。

立石公園の混雑・場所取り具合

私が立石公園に着いたのは花火大会当日の10時頃。当然駐車場はいっぱいになり、すでに一方通行の道沿いにかなりの数の車が止まっていました。あとで説明しますが、わたしは立石公園の上のほうの道に少し開けた場所があり、そこからでも十分に花火が見えそうだったので、そこで見ることにしました。

10時の段階では立石公園の様子は見ていませんが、車の数からして、すでにいっぱいかと思ったので。この日は天気が良く暑かったのと、駐車した場所から立石公園までもそれなりの距離があり、動くのがめんどくさかったためです。

とは言っても花火大会までかなり時間があり、暇だったのでパソコンの電源を求めて上諏訪駅のあたりまで降りることにしました。

これが12時半ごろの立石公園の様子。

一見するとかなり空いているように見えます。但し、よく見てみると諏訪湖を見渡せる位置はほとんど埋まっています。前方の広場のような場所は前方でないと、視界が遮られてしまうので、皆避けているようです、また階段部分の通路も場所取りは禁止になっていました。

ただ、個人的に気になったのは右手に見えるブルーシートの大きさ。何人で利用するのか分かりませんが、先着で場所を取った順なので、本当に必要最小限の場所取りにすべきです。私はしませんが、ずる賢い人がいれば会場と同時にブルーシートで確保して、あとはその場所を使いたい人に売ってしまえば、ビジネスになってしまいます。当然禁止だとは思いますが。

階段上もしっかり埋まっています。

ちなみに諏訪湖駅前のドトールには数は少ないですが、電源が使える席がいくつかあり、偶然空いていたので、パソコン作業ができました。カメラマンはだいたいかなり早くから車で来ますし、電車で来る一般の人たちはもう少し花火開始時間が近づいてから来ますので、以外にも空いていました。徒歩30分ぐらいはかかりましたが。この時期はまだまだ暑いので結構な汗を掻きました。

ドトールから戻ってきて17時半の立石公園の様子がこちら。花火開始の1時間半前です。

昼の写真よりも三脚が増えていますね。少し見えずらい場所もあるとおもいますが、かなり詰めて三脚を立てている人もいるようです。

立石公園より上でも諏訪湖花火は見れる

今回私が見たのは立石公園より上側の開けた場所で見ました。

このような場所があるのは知らなかったのですが、たまたま立石公園から上がってきて車を停めれたのがこの辺だったため、偶然にも見つけることができました。このポイントからの眺めはこんな感じ。

少し木が邪魔なのと諏訪の街並みが見えづらいですが、諏訪湖はしっかりと見渡すことができ、花火を打ちあげる初島も見えています。下の方に車を停めていたら気づかなかったであろう穴場スポットです。

ただし、このように諏訪湖を見渡せる位置は限られており、20mくらいしかありません。私が場所を取った10時頃で半分ほど埋まっている状況。12時頃には最前列はすべて三脚で埋まっていました。

地元の方曰く、この場所からさらに上に上がった場所にも花火が見える場所があるとのことでした。ただ一応Google mapのストリートビューで上ってみた感じでは、綺麗に開けた場所というのは見当たりませんでした。。。だいたい木が邪魔して見えなくなっていました。どこかGoogle mapでは更新されていない開けた場所があるのか。真相は謎です。どこか見える場所が見つかれば教えてください。

諏訪湖の夕焼け

以前普通の日に諏訪湖を訪れた日にも書きましたが、立石公園のあたりは夕焼けスポットとしても有名です。この日も素敵な夕焼けを見ることができました。

太陽が山に隠れてしまってから、雲がオレンジ色に染まります。

諏訪湖の湖面も空の色を受けてほんのり色づいてどこか感傷的な気分になります。いつもそうなのですが、夕焼けを見てると黄昏ながらいろんなことを考えながら眺めています。それは良いことも悪いことも。けど夕焼けを見ながら考えるそんな時間は決して無駄ではないと信じています。

オレンジ色に染まって、夕焼けが終わったと思いきや突然空が真っ赤に染まり始めました。どういう原理なのかは分かりませんが、びっくりするぐらいの爆焼けでした。赤というかピンクに近い赤色でした。

この赤みも湖面に映りとても幻想的な景色に出会うことができました。

タイムラプスも少しだけ撮ったのでご覧ください。

立石公園付近のトイレ、自動販売機、屋台は?

トイレは立石公園の駐車場にあるのみです。その上に上がった場所ではトイレは見当たりませんでした。車を停めた場所が上のほうであればあるほど、立石公園まで降りて戻ってくるというのはなかなか面倒です。

自動販売機も同様に立石公園の駐車場にあるのみです。屋台などはないため食べ物を買う場所はありません。そのため早い時間帯から向かう人は食べ物、飲み物は余裕をもって事前に買ってから、向かう方が良いでしょう。

全国新作花火競技大会写真

結論から言うと新作花火競技大会はあまり、写真としては向いていないのかなと思った次第です。競技大会なので、たくさんの花火を一気に打ち上げるなどの規模を重視したものはほとんどありませんでした。どちらかというと変わった光を放つ花火、不思議な仕掛けがある花火などが多く、見ている分には綺麗で面白かったです。但し、写真では動きが伝わりづらく、動画じゃないと分からないなと思いました。

競技大会は25人の花火師が参加しており、最初は小さめのスターマイン、最後に10号玉を2発というのが基本的なパターンでした。

一応全ての写真を撮ったのでプログラム順に一通り見せていきます。

但し、花火の種類、また私の撮影技術により、良し悪しが変わってしまっているのはご容赦ください。あくまでも素人カメラマンが撮ったに過ぎないので。

Welcome

諏訪湖は周りが山で囲まれているため、距離がある程度離れていても、花火の音は非常に大きく、胸に響きます。

競技1.新惑星

競技2.いない いない ばぁ‼

競技3.蛍

競技4.変幻自在『振り子打法』

競技5.光の花束

競技6.落…雷…ゴロゴロ・ピカピカ…ドドドド〜ン

【スターマイン】スターライトマジック

競技7.黄泉ノ国

競技8.ソフトクリームっ‼

競技9.結晶花

競技10.炎舞

競技11.アジサイ

競技12.蛍 〜儚き祈り

【スターマイン】諏訪のオアシス

競技13.Beautiful Future

競技14.Happy Happy Birthday

競技15.明日ヲ照ラス花

競技16.「虹暈」〜あなたに幸運を♡〜

競技17.躍動

競技18.氷艶

【スターマイン】瞬き・煌き・輝き

競技19.桜と春雷

競技20.ドリッピング・アート

競技21.クラーケン〜伝説の巨大タコ〜

競技22.玉響の春景

競技23.フランスワイン

競技24.虹飴

競技25.綾錦 〜紅葉する秋の山々

【豪華絢爛100連発】

【ミュージックスターマイン】

【水上スターマイン】 Kiss of Fire

感想

もちろん写真で見ても十分綺麗ですが、動画でないと伝わらない部分が多く、全体としてやや迫力にかけるなーというのが正直なところ。豪華絢爛100連発、ミュージックスターマイン、水上スターマインになってようやく迫力が出てきました。私はにわかなのでやっぱりバンバン打ちあがる迫力のある花火のほうが好きだと感じました。来年こそは8月の湖上花火に参戦しようと思いました。

またとなりで鑑賞していたご夫婦は新潟から来たとのことで、新潟の長岡花火、柏崎花火と比べてしまうと迫力が、、、といった様子でした。全国各地の花火大会を見て回っているそうです。あとは秋田の大曲も良かったとのこと。

立石公園から諏訪湖花火撮影時の注意点

当日の午前中には場所を確保しておきたい

8月の湖上花火に比べると規模は小さいものの、人気の花火大会には変わりないので、早くから場所取りをする人が多くいます。今回の経験上では午前中にはついておかないと満足のいくポジションは確保できないと思います。

トイレ、飲み物、食べ物は計画的に

場所取りをするには早く到着しておく必要がありますが、トイレは自動販売機は立石公園の駐車場のみ。食べ物は近くにそば屋さんがあるもの、他には見当たらないので、事前に買ってから向かうのが良いでしょう。

最後の

ラジオがあると良い

これは周囲の誰かが持ってきてくれるかもしれませんが。立石公園は比較的はなれているため、現場のアナウンスは聞こえません。特に競技花火大会はプログラムによって打ちあがる花火は変わってきますので、アナウンスを聞いて今何のプログラムなのかは把握しておきたいです。当日はラジオでアナウンスをしているので、ラジオがあると重宝します。私の周りにも数人のおじさんがラジオを持ってきてくれていて、大きな音で流してくれました。またミュージックスターマインなんかは音がないとミュージックの意味がないですしね。

レンズは標準域で良い

比較的離れているため、70-200の望遠レンズも持ってきていたのですが、結果的に使ったのは24-105のレンズでした。10号の花火が思ったよりも大きい焦点距離としては35mmで撮っていました。今回私が撮ったのは立石公園よりも少し離れている場所でしたので、立石公園であればさらに広角なくらいがちょうどになりそうです。いずれにせよ夕焼けとかの写真もとることを考えると広角域は持っておいて損はないです。

夜は少し肌寒いくらい

9月といってもまだまだ夏で日中は非常に暑いですが、日が沈み夜になると少し肌寒いくらいでした。長野は東京などと比べると涼しいことを忘れてはいけません。半袖半ズボンだと少し寒かったので、羽織るものくらいは持っておいた方が良いともいます。

まとめ

早くから参戦したおかげで人気の諏訪湖の全国新作花火競技大会を良いポジションで見ることができました。

迫力は少し物足りなかったものの、珍しい花火をみることができました。

綺麗な夕焼けを見ながら、日が沈み、もうすぐ花火があがるというあのドキドキは、花火の醍醐味です。例え一人ボッチで見ていても。

おそらく今年の花火はこれで最後になりそうです。来年は諏訪湖湖上花火大会、新潟の長岡花火大会は絶対に参戦しようと思います。