伊豆半島の穴場夕焼けスポット仁科峠のアクセス・撮影の注意点など。

伊豆半島の穴場夕焼けスポット仁科峠のアクセス・撮影の注意点など。

今回は静岡県伊豆半島の夕焼けスポットである仁科峠を訪れたので、紹介したいと思います。

結論としては人も少なく高い峠から見下ろす景色はまさに絶景でした。

仁科峠までのアクセス

・ 東名高速道路沼津ICから車で約1時間30分

公共交通機関だけでは厳しいと思います。車がない方はレンタカーなどで行くのがおすすめです。

仁科峠の駐車場・トイレは?

駐車場:数台

トイレ:なし

上の写真の右側に車が見えているのが、駐車場になっています。数が少ないので夕暮れ時は人が多くなると思われるので、時間に余裕をもって訪れることをお勧めします。

仁科峠での絶景写真

まず仁科峠に到着すると車を止めて地図を確認します。駐車場の位置が仁科峠になるのですが、一番眺めが良いのは仁科峠展望台でした。仁科峠展望台に行きたかったのですが、どこなのかよく分かりませんでした。

結果的には上の写真の駐車場の奥に見えている細い道を上る必要がありました。

その前にまずは駐車場から道路を挟んだ反対側の風早峠の方面に少し昇ってみます。

標高900mくらいの位置にあるこの場所からは海がとても低く見えます。眼下には美しい緑と小さな町が見えています。

ちなみにここからは海側が西側になるので、夕焼け撮影にはもってこいです。

少し登ったところで、山の尾根が見えました。鮮やかな緑の景色が続いています。但し、見てわかる通り、まだまだ先が続いていたので、ここまでで断念しました。

こちら側から仁科峠の方向を振り返ると、仁科峠までの道が綺麗に続いていました。下の写真の道の先端に岩のようなものが見えると思いますが、そこが仁科峠展望台となります。結構登る必要がありそうです。

200mmの望遠レンズで拡大してみると、岩の上に人がいるのが見えます。

やはり少しでも高いところから壮大な景色を眺めたいですよね。

ということで反対の仁科峠展望台のほうへと向かいます。

夕焼けスポット仁科峠展望台からの景色

駐車場の奥にある細い道を登っていきます。

一面の緑の景色の中にある細い道は歩いていても、写真を撮っても楽しいです。

こんな景色の中に白や赤のワンピースを着ている女性がいれば、映えて素敵な写真が撮れそうだなーと妄想を膨らませながら登っていきます。

上空には夏らしいもくもくとした雲と青空が広がっています。

10分ほど歩くとようやく到着しました。

この展望台から駐車場を見下ろすとこんな景色。ただの道路も、この大自然の中にあると美しく見えます。

そして西側の海を眺めるとこんな感じ。まだまだ太陽が高いですが、海に反射して光が美しいです。私が到着したときには誰もいなかったので、この絶景を独り占めできました。

ちゃっかり自撮り。

絶景を見ながら夕焼けまでの静かでゆったりとした時間を楽しみます。

夕焼けスポット仁科峠での夕焼け写真

日の入り30分前。ようやく日が沈んできて、空が少しずつ色づいてきました。地平線付近は雲がかかってしまいました。

オレンジ色に輝く海は相変わらず美しいです。

太陽が沈んでくると手前の緑の景色は逆光となり暗くなってしまいますが、山肌のシルエットが浮かび上がり、哀愁漂う美しい眺めです。

こういうときハーフNDフィルターがあると夕焼けと緑の山を撮ることができるんだと思います。

残念ながらこの日は日の入り前に地平線付近の雲に太陽が隠れてしまいましたが、十分に美しい夕焼けを見ることができました。

太陽が隠れると逆光具合が弱まり、再び山の緑も写すことが可能になります、

さらに時間が経つと一気に空が暗くなり、ほんのりと紫がかった空に変わります。山の天気は変わりやすく、うっすらと雲というか靄というかがかかり、より一層幻想的な景色を作り出してくれました。

この場所は辺り一面山のため、大きな光害も特になく、視界を遮る物もないので、星空撮影にももってこいの場所だと思います。

この日も星空も撮ろうかと思っていたのですが、急に辺り一面雲に覆われてしまったのでこの日は諦めました。また8月の真夏日でしたが、日が沈むと急に冷え込み半そでだと普通に寒いくらいでした。やはり標高が高い場所は夏でも防寒具が必要だと痛感しました。

仁科峠での夕焼け撮影時の注意点

・駐車場は少ないので、時間に余裕を。

基本的に仁科峠を訪れるほとんどの人は展望台からの眺めを楽しみ、写真を撮ったら長時間居座る人は少ないと思います。周りには山以外何もないので。

但し、夕焼けのタイミングはやはり日中に比べて人が多く、駐車スペースがなくなることも容易に想像できます。ぎりぎりに到着して駐車できないなんてことにならないようにしましょう。

・日が暮れると夏でも寒い

仁科峠は標高約900m。私はお盆の真夏日に訪れました。当然日中は暑いのですが、日が沈むと急に冷え込み、半そででは寒いくらいでした。夕焼け後星も見ようとしている人などは要注意です。

・山の天気は変わりやすい。

上述の通り仁科峠は標高の高い山です。そのため、天気が変わりやすいです。私が訪れた日も日没までは青空が広がっていたのですが、日没後約15分ほどで急激に雲が立ち込め、辺り一面雲に覆われてしまいました。

同様の急な天気の変更で雨が降ったりすることも考えられると思います。様々な天候に対応できるように準備しておきましょう。

・蛾が多い。

これは季節の影響が大きそうですが、私の訪れた夏はは仁科峠展望台の岩の周りに常にたくさんの蛾がブンブン飛んでいました。

特に危害を加えてくるわけではないですが、ブンブンと羽ばたく音がうるさかったです。虫が苦手な方は注意が必要です。

まとめ

静岡県で人気の観光地である、伊豆半島。その伊豆半島で見れる夕焼けスポットである仁科峠。アクセスはあまりよくないですが、その分混雑も少なく、峠からの美しい夕焼けを見ることができます。

今回は見ることが出来ませんでしたが、仁科峠は星空スポットとしてもよい場所だと思うのでいつかリベンジしようと思います。