キングステーブルランドへ徒歩でのアクセスは注意が必要!
先日シドニーへ一人旅へ行った際にブルーマウンテンズ国立公園のキングステーブルランドへ徒歩で行ってきました。その前にウェントワールスフォールズの滝を見てきたのでそこからのアクセスになります。
キングズテーブルランド(Kings table land)とは?
キングステーブルランドとはブルーマウンテンズ国立公園にある大きな平たい岩のことで、崖になっているそんな場所から見る絶景はとても素晴らしいです。口述しますが、アクセスが悪いため、人も少なく穴場の絶景スポットとなっています。
キングステーブルランド(リンカーンロック)までの徒歩でのアクセス
キングステーブルランドは道路も舗装された道ではなく、狭い道のため大型の観光バスなどでは来ることができないため、レンタカーや小規模ツアーなどでないと車でもアクセスが不可能です。そのためそれ以外だと徒歩でアクセスするしかありません。
まずGoogle mapではリンカーンロック(Lincoln’s Rock)と調べると出てくる場所のことを指します。
最寄り駅はウェントワースフォールズ駅。直接キングステーブルランドへ向かう場合はCharles Darwin Walkを通ると約5km、徒歩1時間で行けるとなったいました。このルートで行っても実際はもう少しかかるのはないかと思っています。それでも道はかなり険しいと覚悟した方が良いと思います。
キングステーブルランドへは分岐点に注意!
私はこの前にWentworthFallsのトレッキングをしており、約2時間半歩いていました。私は下の写真の濃い赤丸から①~⑤へと進み⑤で道を間違えていることに気づき緑丸まで戻ってきました。
Charles Darwin Walkを通っていてもこの緑丸には来るみたいですね。
ここまでのトレッキングの詳細はこちらの記事をご覧ください。
私が陥ったのがこの緑丸の分岐点です。⑤で道を間違えたと思って戻ってきたときもはじめはどこか分かりませんでした。ようやく新しい道が分かってもこれは分かりにくいと感じました。
結論から言うとトカゲのようなNational Passと書かれたモニュメントがある場所が分岐点です。普通に道なりに進むとこのNational Passの方に進んでしまい、どんどん崖の下に降りていきますが、こちらは間違いです。私は分からずかなり下まで行ってしまいました。
このトカゲのモニュメントは滝の上を通り過ぎてすぐに現れます。
よく見ると小さくKings Table landと書かれた案内がっていました。
正直トカゲが目立ちすぎてなかなか気づきません。下の写真の左奥に見えているのは、その案内です。
道のりもかなり急で、ぱっと見では道なのかどうか分からないレベルでした。そして、誰もこの道を通っている人がいません。みんな道があることにすら気づいていない気がします。
すぐにRound walkとの看板が。おそらくRocket Point Lookoutへ行くなら、右に行かないといけないのでは思います。私は右に行きました。
幅が一人分しかない狭い道を進み、
急な道を進んでいくと大きな岩の隙間が見えました。面白い景色でした。この時すでに相当疲れていた私にとっては希望の光に感じました。
この岩の隙間を超えるとRocket Point Lookoutでした。
ここからも滝を見ることができます。
そして遠くには大自然の中に佇む1件の家が見えました。どうやってたどり着くのかもわかりませんし、どういう場所なのか非常に気になります。さすがに民家ではないような気がしますが。いずれにしても非常に素敵な家でした。
相変わらずギリギリ道と呼べるような道を進んでいきます。ここまでトカゲのモニュメントから誰一人として会っていません。
Wifiの電波も入らないので、正しい道を進んでいるのかも分からず、ここで迷ってしまうと疲労も限界なのでとても不安になります。とにかくすすんでいるとやっと初めて2人の人影が見えました。人に会えてこんなに嬉しかったのは久しぶりです。走って追いついて、道が合っているか聞くと彼らもリンカーンロックに行くとのこと。本当に助かりました。
彼らはニューカッスルに住むオーストラリア人でした。彼らもこの地は初めてだそうですが、仲間がいるだけで相当心強かったです。もはや崖の上に来てめちゃくちゃ見渡しが良いです。
但し、このあたりも道のりはかなり注意が必要です。普通に道なりに進んでいると、草が生い茂りすぎて途中で通れなくなっていました。そこを進むのは危ないと。オーストラリア人の彼らがGoogle mapを使って正しい道を探してくれました。これもなかなか気づきにくい場所に分岐点があったりと注意して進む必要があります。そしてようやくちゃんとした道に出ました。
これでも石だらけの道ですが、これまでの道に比べるとぜんぜん楽でした。この道の途中に入り込んだ形だったので、もしかするとどこかで道を間違えていた可能性はあります。
そしてさらに進んだところで、ようやくたどり着きました。Lincoln’s Rockの看板を見たときは本当にうれしかったです。ここまでトカゲのモニュメントから40分ほど経過していました。
キングステーブルランド(リンカーンズロック)での絶景
やっとの思いでついたキングステーブルランド。駐車場も小さく4台の車が停まっているだけです。
そしてこれがリンカーンロック白くて大きな平たい岩が堂々と広がっています。
ここから見る眺めは本当に絶景です。ここまでの苦労がより景色を美しくしてくれます。本当にここまで連れてきてくれた2人のオーストラリア人にひたすら感謝です。
そしてこのキングステーブルランドでも新たな出会いがシドニーの語学学校に通う日本人学生3人とオーストラリア人1人の4人組グループに出会いました。この場には車4台と徒歩できた我々3人しかいなのに、そこで日本人にあうとは本当に偶然です。
しかもこのウェントワースフォールズでトレッキング中も一度も日本人にはあっていませんでした。シドニー市内やおそらくカトゥーンバには日本人も多く訪れていると思いますが、ウェントワースフォールズはまだまだマイナーなようです。そんな中日本人に会えてうれしかったです。
キングステーブルランドの写真も撮ってもらいました。
どうせ写真で見えないだけで下降りれるようになってるんだろ?と思うかもしれませんが、違います。マジの崖です。落ちたら数百メートルぐらい下に落ちます。めちゃめちゃビビりながら撮っています。特にこの日は風が以上に強く体が流されるほどだったので、近くで立たないように細心の注意を払いました。
軽い気持ちで立ったりはしないようにしましょう。いつ急に強風が吹くかもわからないので。死んだらおわりです。
キングステーブルランドでの出会いに感謝
キングステーブルランドで絶景を見て大満足ですが、まだ私には大きなハードルが残っています。ここまで苦労してなんとかたどり着きましたが、帰らないといけません。
そんな話を先ほどの日本人グループと話していると鉄道の駅まで車で送ってくれるといってくれました。つい15分前にあったばかりの他人を乗せてくれる優しさに感激しました。ここまで連れてきてくれたオーストラリア人とは別れを告げて、鉄道駅まで乗せてもらうことにしました。
聞けば私の現住所のある神奈川出身の人がいたり、同い年で大学時代が同じ京都の人がいたりといろんなつながりがありました。
彼らのおかげで無事、予定より相当早く帰ることができました。そして後日シドニーしないで一緒にご飯も食べてくれました。彼らの中には社会人を辞めてシドニーに来てるという人もいて、そこまで思い切って行動できるのもすごいなーと。自分の周りが当たり前と思ってはいけないなーと改めて痛感しました。
家に帰って写真を見返していると、キングステーブルランド到着したとき、遠くにリンカーンロックが見えて撮った写真に恩人の彼らが写っていました。ここにも偶然がありました。
注意:電波は入らない可能性あり
上述のとおり、私は今回の旅ではWifiルーターを持っていっていましたが、キングステーブルランドへ向かう道中では電波が入らなくなり、使い物にならなくなっていました。ただ、オーストラリア人の携帯の電波はあったので、必ずというわけではなさそうですが、電波が入らない可能性があるとは思っておいたほうが良いと思います。
まとめ
簡単にはたどり着けないキングステーブルランドのリンカーンロック。それでもそれだけの苦労をして辿り着いた先に広がる絶景は何ものにも代え難いです。
そして何より、いろんな方に助けてもらいました。
月並みな言葉になりますが、出会いに感謝だなと。私はよく1人旅をよくしますが、1人旅をしているといろんな出会いがあります。これこそが1人旅の醍醐味だなと。友人や家族と旅行していれば、絶対に話すことがなかったであろう、出会うことがなかったであろう、人々とつながることができます。
だからこそ1人旅が楽しい。単に一人ぼっちが好き、とわけではない部分に1人旅の面白さはあると思っています。今回のシドニー旅ではこれ以外にもいろんな出会いがありました。その話はまたどこかで。
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