[2020年9月]十勝岳望岳台から十勝岳登山したら見たこともない絶景に出会った。
先日北海道美瑛へ一人旅した際に十勝岳へ登山してきました。
この前日には旭岳に登山し、疲労感もMAXでしたが十勝岳を目の前にするとその美しさに心を奪われ登山することを決めました。
結果から言うと頂上までは行くことが出来ませんでしたが、帰り道に見たこともない絶景に出会うことができたのでぜひ最後までご覧ください。
十勝岳とは?
十勝岳は美瑛と上富良野にまたがる標高2077mの山。
十勝岳連峰の主峰であり、日本百名山に選ばれています。
現在も火山活動を続ける活火山であり、直近では1989年には火砕流を起こし、美瑛や上富良野の町を飲み込みました。
十勝岳望岳台までのアクセス
今回はいくつかある十勝岳の登山ルートの中でも比較的初心者向きである「十勝岳望岳台」から登山しました。十勝岳望岳台は標高930mの地点にあり、車でアクセスすることが可能です。
・美瑛駅から車で35分
十勝岳望岳台の駐車場・トイレは?
駐車場:あり(無料、100台以上)
トイレ:あり
望岳台には望岳台観光シェルターという施設があり、トイレ、自動販売機などがあります。またこの2階は展望台になっており、ここからでも十分綺麗な景色を眺めることが可能です。
ここの駐車場で車中泊をする人もいるようです。
望岳台からの十勝岳登山難易度
あくまで登山初心者の私の個人的な主観ですが今回の十勝岳望岳台からの登山難易度は以下になります。登山初心者のため、登山常連者にとっては甘い評価になると思います。
道の歩きやすさ・・・★★☆☆☆
→序盤は岩場、後半は急勾配にも関わらず砂で滑る場所もあり歩きにくかったです・
道のりの短さ・・・★★★☆☆
→登りは片道約3時間半程度。
人気の多さ・・・★★☆☆☆
→前日に旭岳に登ったせい、そして昼前から登り始めたせいあがあるかもしれませんが、人とすれ違う数はかなり低く、少し心細い雰囲気がありました。
天気の変わりやすさ・・・★★☆☆☆
→十勝岳は比較的勾配が急なこともあるかもしれませんが、途中まで晴れていましたが、頂上付近に近づくと急に濃霧に覆われて帰り道にはまた晴れて、最終的にはゲリラ豪雨に襲われました。
望岳台からの十勝岳登山
この日も元々は登山する予定がなかったのですが、この美しい景色を見ると思わず登山をしたくなりました。
9月の下旬でしたが、ところどころ色づいた木々があるほどで紅葉はまだ先のようでした。しかし、だからこそ色づいた木々があると美しく目立っていました。
登山開始から1時間ほど、歩くと十勝岳避難小屋が見えてきます。避難小屋はもっとボロボロのイメージでしたが、思いのほか綺麗でおしゃれな外観でした。
個の避難小屋を超えてしばらくすると急に勾配がきつくなり、ハードな急登が続きます。このあたりからは木々は生えておらず、石と砂が混じった道が続き、砂が滑るため、歩きづらい道になります。それでも背後を振り返ると美しい絶景が広がります。
この急登を登りきると一気に活火山としての顔を見せてきます。地面の土は黒く火山灰のようにも見えます。
ここまでくるとようやく十勝岳の頂上が見えます。見えたのですが、ここまで来て急に雲が立ち込め突然一面の有無に覆われてしまいました。頂上まではあと少しですが、最後にさらに急勾配の登りが待っています。
にもかかわらず周りがほとんど見えない状況となってしまったので、今回の登山はここで諦めることにしました。前日には旭岳に登っていたこともあり、疲労感MAXだったので、登山に無理は禁物です。ちなみにここから頂上までは約1時間ほどとのことです。
十勝岳登山の帰り道に見たこともない絶景に
頂上を断念して帰ろうと下山している途中で、見たこともない絶景に出会いました。
雲の隙間から光が差し込む、天使の梯子。上富良野の町に天使の梯子が舞い降ります。これだけでも十分に美しいのですが、これでは終わりません。
普段あまり自撮りをしないのですが、テンションが上がると思わず自撮りをします。絶景の中で自撮りをしているとどんどん天使の梯子がはっきりとそして大きくなっていきます。
この時点で私の人生の中で最も綺麗な天使の梯子でした。さらにその勢いはとどまることを知らず最終的には現実とは思えないような絶景が広がっていました。
ちなみにこのときは16時頃ですでに山にいる人は誰もおらず、この景色を見ているのは私1人でした。私も下山する必要がありましたが、ここまでの絶景を見せられると立ち去ることが出来ません。
あまりに神秘的な光景に夢中にシャッターを切りました。タイムラプスを撮るころでこの見事な天使の梯子が揺らめく様を動画に収めることができたので、ぜひご覧ください。
まとめ
今もなお火山活動の続く北海道・十勝岳。
その道のりは決して簡単ではなく頂上までいくことが出来ませんでした。
でも難しい道だからこそまたチャレンジしたくなり、その先に見える絶景を見たいと思います。
今回は帰り道に私の人生1ともいえる絶景を見ることができ、ただただ、感動するばかりでした。
ちなみにこの日は下山し駐車場付近まで戻った段階で美しい夕焼けを見ることができました。
そちらも記事にするので、ご覧ください。
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