長野の星空スポット、「美しの塔」で天の川写真を撮る。アクセス、服装などの注意点。
こんばんは、ゆーです。
今回は9月に長野の星空スポット美ヶ原高原に行ってきたので、紹介したいと思います。長野は星空の名所がたくさんありますが、その中でもいつかは行きたいと思っていたのが、美ヶ原高原です。美ヶ原高原の代名詞美しの塔が本当に素敵でした。
ただ私の住む神奈川からだと少し遠かったためなかなか行く機会がありませんでした。今回やっと訪れることができ、素晴らしい天の川を見ることができたので、写真とともに注意点などを紹介します。
星空スポット「美しの塔」までのアクセス
美ヶ原高原とは比較的広いエリアを指し、一番有名なのは美しの塔です。美ヶ原高原まで来ても美しの塔までのアクセスは意外に分かりづらかったので説明します。私はただ美ヶ原に行くとしか決めておらずあまり事前に調べなかったせいでもありますが。
美ヶ原高原まで
まずは美ヶ原高原まで向かいます。美ヶ原高原までは岡谷ICから車で約60分。ビーナスラインを通っていきます。入り組んだ山道をひたすら登って標高2000mまで上がるので、運転はなかなか大変です。スピードの出しすぎには気を付けましょう。
駐車場
美しの塔まで行く際に車を停める駐車場は山本小屋ふる里館の駐車場になります。ビーナスロードを登っている間は他の車はほとんど見ることがありませんでしたが、この駐車場にはかなりの車が停まっていました。車中泊している方もいるようでしたので、ヘッドライトには注意しましょう。
駐車場から美しの塔まで
駐車場に車を停めたらそこから15分くらいは歩きます。夜に行くと周囲は真っ暗のためどちらの方向に進めばいいのかも最初は分かりませんでした。
駐車場から山本小屋ふるさと館の横の道を通ってしばらくまっすぐ進みます。道はかなり暗いため、ライトは必須です。このあたりの周囲は牧場になっているため、家畜特有のあまりよろしくない臭いが漂っています。それでもすでにめちゃくちゃ綺麗な星が見えます。
ふるさと館の駐車場の先にもホテルか旅館のような建物が1つありそこにも駐車場がありましたが、こちらが宿泊車両以外立ち入り禁止の看板がありました。上の写真の奥に見えている灯りがその建物です。
初めていくと暗い上にこの道の先に美しの塔らしきものが全然見えないので、合っているのか不安になります。おまけに家畜の臭いが強いため、急に牛でも出てくるんじゃないかと。結果的に家畜は現れなかったですが。
この明るい建物を超えて一層暗い道をさらに進んでいきます。するとちらほらと写真を撮っているカメラマンが現れました。写真を撮っている人がいるので、ライトには気を付けましょう。できるだけ足元だけを照らし、弱い光にするのが気づかいです。
すると遠くに少し高い塔のようなものが現れました。でも美しの塔にしてはかなり小さい。。。私の想像の美しの塔が大きかっただけでした。実際は5mでした。美しの塔は霧が深いこの地域で遭難した際の避難場所としての目印だったということですが、こんな小さい塔でいいのかというのが正直な感想です。
美しの塔での9月の天の川写真
美しの塔の周辺までくるとあたりはかなり暗くなり、頭上には満天の星が広がっていました。美しの塔は思ったよりも小さかったものの、星空と一緒に写真を撮ると非常に綺麗でした。
しばらく経つと目が慣れてきてさらに星が良く見えて、肉眼でも天の川が見えました。
長野で星空をみたことは何度かありましたが、今まで冬場に見に行くことが多かったせいもあってか、肉眼で天の川を見たことがありませんでした。肉眼で見たのは、先日北海道の知床でみたのが初めてでした。
今回も見れるとは思っていなかったのですが、しっかりと見ることができ、予想外ということもあり、非常に感動しました。
縦構図にすると巨大な天の川をしっかりと捉えることができ、その美しさが際立ちます。
絶好の条件ということもあってか、1時ごろになってもカメラマンの数は減ることなくかなりの数の人がいました。美しの塔の近くで撮る人、遠くから撮る人など様々だったので、正確な人数は分かりませんが、20人くらいはいました。
北極星を中心にぐるぐる回すと面白いです。同じ構図で何枚も撮って比較明合成しています。美しの塔のてっぺんに北極星を置くことで、塔のてっぺんを中心にぐるぐる回す写真にしました。天の川が見えている中、あえて天の川をぐるぐるにしてしまうという贅沢な写真です。
ただ少し気になったのは、ライトの気遣いです。星空撮影ではかなり暗い場所での撮影になるので、ライトを使用することが多いです。そのため仕方がない部分はありますが、他の人の撮影の邪魔にならないように気を遣うのが暗黙のルールであり、当然のことだと思います。星空撮影は暗い中、スローシャッターで撮影するので、一瞬ライトの光が入るだけで、その数十秒の撮影が白飛びしてボツになってしまいます。
美しの塔の近くでライトを周囲にブンブン照らしまわしている人、美しの塔自体を照らす人もいてなかなか困りました。自分の写真撮影に夢中になりすぎて周りのことを考えられないような人にはなりたくないと思いました。
私はライトを使うときはいつもそのまま使うと明るすぎるので、タオルなどをかぶせて光量を最小限に絞って、目立たないようにして、使用しています。
3時ごろになると天の川の明るい部分は西の空に沈んでいき、東の空から冬の星座の代名詞オリオン座が現れてきました。
やはりオリオン座を見つけるとテンションが上がってしまいます。冬の星座を9月に見ることができたのも感動でした。
星空があんまりにも綺麗だったので、眠気など忘れてひたすら写真を撮っていました。結局駐車場に戻ったのは4時頃でした。
美しの塔での天の川タイムラプス
短いですが、美しの塔での天の川、ぐるぐるのタイムラプスを撮影したので、ご覧ください。
美しの塔の星空撮影の使用機材
星空写真は特殊なので今回使用した機材を紹介しておきます。私は星空撮影は基本的にSAMYANG XP 14mm F2.4で開放のF2.4で撮っています。
ボディ:Canon EOS6D
レンズ:SAMYANG XP 14mm F2.4
ソフトフィルター:LEE FILTERS SOFT3 2枚重ね
美しの塔での天の川写真撮影時の注意点
・三脚は必須
星空撮影の基本ですが、スローシャッターになるので、三脚は必須です。
・ライトも必須だが使い方に注意
あたりはかなり暗いのでライトが必要になります。ただし、周りで撮影している人がたくさんいますので、邪魔にならないようにできるだけ光量をしぼって使いましょう。
・明るい広角レンズも必須
星空撮影特に天の川を撮影するとなると、空いっぱいの星を写す必要があるので、できるだけ広角でF値の低い明るいレンズが必要になります。
・服装は寒さ対策が必要
美ヶ原高原は標高2000mと高いので、夏でも地上よりかなり冷え込みます。今回私が訪れたのは9月でしたが、上下とものヒートテック、ユニクロの厚めのパーカーなどを着込んでいき、結果的に正解でした。夜中は夏とは思えないほどに冷え込むので注意が必要です。
まとめ
念願の長野の星空スポット美ヶ原に行き、美しの塔と天の川の絶景コラボ写真をとることができ大満足でした。
星空を眺めている時間は全く飽きることなく、眠気を忘れていつまでも見入ってしまう景色でした。
結局4時ごろ駐車場に戻り、30分だけ仮眠をとってすぐに美ヶ原高原での日の出を見に行きました。
そしてさらにその日の夜は諏訪湖の全国新作花火競技大会を見に行きました。そちらもご覧ください。
- < class="aperture">Aperture:ƒ/2.5< class="focal_length">Focal length:14mm< class="iso">ISO:800< class="shutter_speed">Shutter speed:90s
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